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2006年11月30日

No142 中小企業のM&A

<最近の中小企業のM&Aについて>〜後継者問題を解決する、もうひとつの方法〜

第34回早朝勉強会は、マイベルコンサルティングの公認会計士であり税理士でもあられる小柴学司先生から、上記をテーマにご講演をいただきました。先生のサイトは以下の通りです。
http://www.happy-ma.net/

M&Aとは、"Mergers and Acquisitions"の略です。直訳すると合併買収ですが、M&Aには、企業の合併、買収、分割から各種提携に至るまでいろいろな形、方法があります。

定刻8時に弊社の瀧本の司会で勉強会が始まりましたが、早朝から駆けつけた参加者で研修会場は熱気に包まれていました。最近はM&Aを事業承継の手段として活用する動きが盛んになってきています。
小柴先生には、2月の第15回勉強会にも登壇していただきましたが、先生のお人柄とソフトで軽妙なタッチの話し方に引きつけられていきます。M&Aの具体的な現場事例だけに、先生のお話には説得力があります。

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小柴先生は、これまでに40件以上のM&Aを取り扱われています。今日は最近の成約事例5件を紹介されましたが、内3件の事例は以下の通りです。

事例1
後継者不在の売上12億円の電気設備部品輸出入企業(大阪)を不動産賃貸企業(愛知)へ譲渡。
売り手と買い手が同じ名字であった為M&Aの発表をせず、リスクを最小限に出来た!売り手社長も優秀な社長に大満足!

事例2
業績不振と労働組合の問題で悩む売上5億円の運送業を同業者へ譲渡。
M&A直前に売り手社長に債務問題を解消してもらい、約1億円の借入金は付いていたものの、買い手は、ゼロ円で株式取得出来た!

事例3
売上2億円のダンボール製造業(社長が死亡・後継者がいない)を同業者へ譲渡。
社長の死亡後、速やかにM&Aがスタートした!みんなが知っている買い手であり、売り手側の従業員も失業せずにすんだ!社長亡き後、夫人も充分な譲渡代金を確保出来た!

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日本では、M&Aというと会社が乗っ取られるようなイメージがありますが、アメリカ・カナダでは不動産売買と同じような感覚で行われています。企業そのものが商品というわけですから、M&Aでは、いかに企業価値をあげていくかが経営者に問われます。

不振企業を買収し黒字企業に再生してから売却する経営手法もあります。生き残り競争のなかで、ターンアラウンダー(企業再生)が活躍するのも時代の流れでしょう。

M&Aは、後継者に悩む経営者が、従業員の雇用を守り、会社の成長発展の為により優れた経営者に会社を引き継ぐという選択肢の一つでもあります。経営者自身にとってもハッピーリタイアーにつながります。
弊社も株式公開企業を目指していますが、これも世の中へのM&Aと同じ事ではないかと考えています。

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