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2007年01月16日

No164 金利の上昇と企業経営

1月16日の第37回早朝勉強会は、イオス代表取締役で事業再生コンサルタントの佐藤哲寛氏にお願いしました。テーマは、「金利の上昇と企業経営」です。日銀の金融政策決定会合の時期でもあり、非常に興味深い内容でした。

金利の動向については、金利水準は1989年−91年までは上昇、91−99年に下降し、99年以降2006年7月まで実質的に短期金利がゼロの状態が続きました。現在、金融市場では将来の短期金利としては、5年後の6ヶ月金利は2.07%であると想定されています。この点について佐藤氏のコメントは、「5年後の2%というのは安いとは思う。しかし、実際にゼロ金利が8年も続いたことを思うと、結局のところどうなるかはわからない」とのことです。
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金利の変化は、「インタレスト・ガバレッジ」「債務償還年数」等の経営指標にも影響を与えます。

金利上昇に備えるには、金利の固定化と同様の効果を得られる「リースの活用」について、またレバレッジ効果の説明をまじえた「収益不動産を利回りが悪化する前に売却する」といった方法を例に、「資産の圧縮」による金利上昇への対応策をご説明いただきました。また、複数の銀行と付き合う、あるいは長期の設備資金調達には金利スワップの活用を検討する、というように金融取引を見直すことも、金利上昇局面においては重要な経営課題です。

 佐藤氏は、2月7日にリッツカールトン大阪で開催されるNPO関西事業再生支援センター主催、アーバンベネフィット(株)共催の「事業再生アドバーザー養成講座vol.1〜会社のカタチを考えるセミナー」(http://www.urbanbenefit.jp/semi/)でも講演されます。

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講師プロフィール紹介
佐藤哲寛氏
(有)イオス代表取締役。事業再生コンサルタント、証券アナリスト。NPO関西事業再生支援センター理事、(社)本証券アナリスト協会検定会員。オリックス(株)在職中に資金調達、企業融資業務に従事していた経歴から、金融機関交渉を得意とし、財務・金融・事業再生のプロフェッショナルとして関西を中心に活躍。「事業再生における銀行交渉」「金利上昇時代を乗り切る企業経営」等をテーマにセミナー・講演多数。



 

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