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2008年06月28日

No447 次代塾セミナー

28日エル大阪(http://www.l-osaka.or.jp/)で開催された次代塾セミナーの講師としてお招きいただきました。
1月25日に大阪堂島ホテルで開催された新春セミナーに続いて2度目です。今回は拙著「BS経営のススメ」を実践の経営に役立つように学びたいとの要望をいただき、「BS経営実践塾シリーズ」の説明を兼ねたセミナーとなりました。30代40代の若手経営者・幹部の方が中心です。

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前回のセミナーから5ヶ月が過ぎようとしていますが、その間に、本社を東京へ移転、「BS経営のススメ」を出版、ひもつき社債の発行、不動産特定共同事業の許可を取得など、私自身及び当社にはいろいろな変化がありました。時間は容赦なく流れていくのです。

時間を消費していくのがPL型であり、積み上げていくのがBS型であると冒頭に伝えました。
B/Sは事業経営の最強の武器です。そのB/Sという武器を使ってレバレッジ経営にするのが「BS経営のススメ」の真髄です。

再受講の方々の真摯に学ぼうとする姿勢に私のボルテージも上がりました。懇親会でも一人一人と質疑応答を重ねました。若い方々と大変有意義な時間を共有できて嬉しく思います。

<参加者Aさんからいただいたメールより>
1月後半にあった講演会の続きということで、ひさしぶりに聞く講演でしたが、やっぱり会長さんの講演はエネルギッシュで、また内容も充実していて、深化されていることを感じました。また今回の講演会を聞いていて、やっぱり企業を経営するということは、社会人として鍛え上げられることにもなることだと思ったり、企業を成功させることは、自己管理も成功させることなのかなと思ったり、講演会ではそんなたくさんの気づきを得ることができました。その学びをしっかりとインプットし、講演会のお話にもあったように計画を立ててPDCAをまわし、将来の自分の姿につなげてゆきたいと感じました。

No446 中央大学講義感想文137枚 嬉しい!

昨日、京都大学で塩沢由典教授から18日の中央大学講義の学生からの感想文をいただきました。
何と137枚もの感想文を手にして驚きました。とても嬉しい。私の講義が彼らにどう伝わったか、興味津々です。早速一枚一枚に目を通してみました。考えていた以上に私の話を理解し受けいれてくれています。やはり若者です。物事を素直に捉えているというのが伝わってきます。すごい手ごたえを感じました。

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今の若い学生が我々に何を期待しているのかも少し理解できたように思います。
私たちは、彼ら若い者に夢を与えられるような存在でなければならぬと感じました。

今回の講義が将来を担う彼らに少しでも役に立ったとすれば誠にありがたい。この137枚の感想文は若者からのメッセージであり、私の宝物になるでしょう。

<いただいた感想文から>
<Tさん>
木村さんから、すごい力を感じました。様々な困難を乗り越え成長していくことの大切さを感じました。経営とは数字・哲学、そしてなにより社員を大切にすること。オープンマネージメントが、重要であることを痛感しました。
私は簿記の勉強をしていて前回の試験で失敗してしまいました。もうあきらめてしまいそうになりましたが、木村さんのお話の中で会計が使用されるリアルな現状をうかがって自分の勉強に対する甘さを感じ、今後、本気で勉強していきたいと思います。
私も木村さんのような熱い強いオーラをもつ人に成長していきたいです。大学で今までのような受身の姿勢の勉強でなく何かを学びたいという意志で勉強します。

<Sさん>
先生の話を聞いてとても心に残ったのは、先生の前向きな考え方でした。先生は何度でも“やったらできる!”ということを話していました。確かに、できない言い訳を探すより、その分、できるよう努力した方が良いなと感じました。私は、この間まで経理研で簿記を学んで、この前の3級検定を受けました。しかし、検定に向けて勉強しているときも、大学生活での多くの誘惑もあり、なかなか集中して一生懸命やったとは言えませんでした。結果はもちろん不合格でした。そのとき自分がきちんと勉強しなかったことにとても後悔し、そんな中、先生の話を聞いて、もう一度3級検定を受けなおし、また次は2級にも挑戦してみようと決意しました。
これからの時代、私たちに社会を変えていく機会がたくさんあると思います。やらない後悔より、やっての後悔の方が価値あると思うので、自分のできることをやっていきたいです。

2008年06月27日

No445 京大で“関西経済論”を講義

6月27日、京都大学経済学研究科の第2限10:30〜12:00“関西経済論”を担当。経営管理大学院学生、経済学部学生が対象です。

初めての京大の教壇でもありプレッシャーもありましたが、学生たちの真剣な眼差しを受けて私のボルテージも上がりました。

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まず私の19歳からの経営人生について話しました。19歳で事業を始め、右肩上がりの高度成長の後押しを受けて事業を順調に発展させましたが、バブル経済にどっぷりと浸かり、バブルの崩壊で多額の負債を背負い奈落の底に突き落とされてしまいました。

そのバブル崩壊からの生還の過程は経営を学ぶ時間でもありました。多くの中小企業を訪問して学んだのはPL型経営とBS型経営が存在するという事実でした。BS経営は素晴らしい結果をつくります。弊社の事例を数値を交えながら講義しました。事前に拙著「BS経営のススメ」を配布していたので理解してもらえたようです。

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中小企業の活性化なくして関西の復権はない。中小企業の活性化に「BS経営」が貢献できると信じています。若い優秀な諸君が安定した大手企業に身をゆだねるのも悪くは無いが、一度の人生、混沌とした今の社会に風穴を開けるぐらいの気迫をもって起業家に育って欲しい。それが関西の復権に繋がるのだと思うと伝えました。

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講義の後学生食堂でランチ。ここでの食事も記念になります。多くの若者に囲まれてひと時のキャンパスライフを楽しみました。学生の皆さんからは30通を越す感想文をいただきました。
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<同行した弊社社員Mの感想>
今回の講演で感じたことですが「起業家精神(経営社員)=日本経済の活性化に繋がる」という縮図になるのではと思いました。最近の大企業では「うつ病」になる社員が多いと聞きます。その原因としては「マイナス思考」な社員が多いことも理由の1つだと思うのですが、「起業家精神(経営社員)=プラス思考(新たなことにチャレンジし失敗を恐れない、失敗した際は他人のせいにせず、正面からぶつかる)」意識で仕事をすれば「うつ病」になることもなく、また、仕事が楽しくなることに繋がるのだと思います。会長の体験談をもとに、起業家精神(経営社員)の意味を伝えることは、これから社会へ出る学生達にとって大きな意味があったと感じました。

<いただいた感想文から>
<Oさんの感想文>
BS経営やオープンブックマネージメントの部分が非常に興味深かったです。難しい理論の本を読むより木村さんの経営経験にもとづいたシンプルな解説で、すっと頭に入ってきました。税金を払うほうが会社はもうかる独特の哲学をおもちで、これから企業に入る私たちには参考になりました。木村さんの会社の具体的な事業のお話を聞いてみたかったです。またガス、企業再生といった複数の業種で成功したヒケツにも興味があります。

<Aさんの感想>
B/Sを見ろ!という発想・・・。今日は新しい考え方が知れて非常に有意義に感じました。「歩になるな」という意味が、質問させていただき納得できました。確かに「何も考えずにただ与えられた仕事を・・」というような考え方の組織では、素晴らしいものは生まれない。一人一人が「経営者なんだ」という気持ちが、ゆくゆくは自分を輝かせ家族を幸せにし、関西と日本を活き活きとしてくれると思いました。

2008年06月26日

No444 京都老舗料亭 京大和 

26日、京都霊山で12時から18時まで「論語勉強会」第4講社長塾を受講。その後、老舗料亭京大和(http://www.kyoyamato.com/)での夕食会に参加しました。京大和は霊山会館に隣接する料亭です。邸内は見事な和風庭園で圧倒されました。

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左手の丘に建つ送陽亭は桂小五郎らが「明治維新」に繋がる倒幕の密談を行ったという由緒あるもので、明治維新の立役者の写真が飾られていました。送陽亭からは京都市内が一望できます。この部屋から京の町を見下ろしながら日本の将来を語ったのでしょう。

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夕食会の会場は周囲を庭園に囲まれた離れの一室でした。数百年の伝統を今に残す部屋から歴史の重みが伝わってきました。やはり重要な会議や会談をするときには場所選びが必要なのかもしれません。

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私は食事や会合の場合は、場所選びはあまり気にせずにいつでもどこでも気軽に話をするスタイルですが、話しの内容によっては時と場所を考え直すことも大切なのかもしれません。嶋野榮道老師は泰然とした人物になれと教えていらっしゃいます。まだまだ道遠おしである。

2008年06月22日

No443 企業訪問は最高の学び

日創研米子経営研究会での公開セミナーの前後に会員企業3社を訪問させていただきました。下記の日程をいただきご案内いただきました。

1)丸京製菓(菓子製造業)        21日(土)14:30
2)インテリアフナコシ(内装工事)    21日(土)16:00
3)三栄(ホール運営)           22日(日) 9:30

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企業訪問は私が最も大切にしていることであり、また楽しみでもあります。
これまでに約千社を訪問しました。創業精神や社史をお聞きした後で経営理念、経営ビジョン、経営戦略などを聴かせていただきます。同時に決算書も見せていただきます。これらが私の仕入れであり大きな学びの糧にもなっています。

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毎年開催される日創研経営研究会の経営発表大会では約1000人の経営者が大阪の江坂に集まり、40グループ以上に分かれて、二日間、自社の決算書をオープンにして経営発表し、アドバイスを交換します。毎年11月に開催され、今年は第15回経営発表大会になります。

このような学びの積み重ねが弊社の企業再生事業に活かされているのは言うまでもありません。
生涯チャレンジ、生涯勉強、生涯現役、生涯青春は私の信条でもあります。

2008年06月21日

No442「BS経営のススメ」〜強くて良い会社をつくる経営の王道とは〜

6月21日、鳥取県米子市の大和会館で日創研米子経営研究会のリーダーシップ委員会主催で6月度公開セミナーが開催され、講師としてお招きいただきました。米子経営研究会は4年ぶりの講演です。米子市は山陰地方にあり、私の生まれた益田市と同じ日本海沿いで故郷の懐かしさが漂う街でもあります。

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「BS経営」を弊社に取り入れたのは、私が初代日創研大阪経営研究会の会長を拝命した時ですから15年になります。
「PL経営」から「BS経営」に切り替えてからの業績の推移をホワイトボードに示しながら説明しました。財務数値に「BS経営」の威力が顕著に現れています。

公開セミナー初参加の経営者や従業員の方も多く、「BS経営」や「PL経営」の違いを熱心に聴いて下さいました。
経営とは、会社経営だけでなく人生経営もあります。どちらも変化に対応していくことが大切です。

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与えられた2時間、会場は熱心な熱いエネルギーに満ちていました。その後の懇親会でも90分間、感想と質疑応答の貴重な時間ができ嬉しく思いました。主催者から本日の参加者は119名との報告でした。

<いただいたアンケートから>
・ BS経営でファンドの考えが理解できた。金融経済と実態経済の橋渡しができた。興味が湧いた。
・ 明確でハッキリした考え方、現在のお金の流動が分かり易かった。
・ 実体験の話しは迫力がある。BS経営の勉強をしてみたい。
・ 自己資本強化の重要性。楽しい会話を交えながらわかり易かった。
・ 話しを聞いて自分の考え方、視点が間違っている事(あまい)に気づき明日からの勇気をいただいた。難しい話だと聞いていたがわかり易かった。
・ 一人当たりの生産性という新しい取り組みにつながる気がする。衝撃でした。
・ BS経営が良く分かり非常によかった。PL視点からBS経営の視点に変わるチャンス。
・ 時間が短かった。PL=事業 BS=企業 人生=会社など新しい考え方。
・ 初参加。話に聞き入った。BS経営新しい経営の切り口。
・ 心に残るセミナー。実体験に親近感を感じた。有言実行の話は迫力があり強い印象。
・ 内容がわかり易く、やる気がでた。本当に勉強になった。もっと勉強したい。
・ 経営者の思いが伝わった。バランスシートの説明はわかり易かった。
・ 人生経営にBSを取り入れたい。BS・PLを初めて聞いたがわかり易かった。
・ 税務的な視点と思ったが実務の話で為になった。

<いただいたメールから>
 先日米子市での日創研米子経営研究会公開セミナーにおいて、貴重な講演を拝聞させていただき、ありがとうございました。特にBSに光を当てた経営は我が意を得たり、と思った所です。
 私も30歳より会社の経営を25年間行い、その後経営コンサルタント、そしてNPO法人の立上げと変遷してきまして、現在は70歳に近づき社会企業家の道を模索しております。
 私も若い時は、売上第一主義、会社を大きくする事に邁進するのみでPL経営でしたが、先輩の社長がBS経営をされており、55歳をすぎてからやっとBS経営の何かが少しずつ理解できるようになりました。
 先輩の社長は、税金を払わないと事業は大きくなっても会社は大きくならない事、そしてキャッシュフローの大切さを教えてくださった事が55歳をすぎてから少しずつ意味が理解できるようになりました。
 戦後の日本の経済は資本主義と言うより永らく地本主義だったと思います。それがバブルがはじけ、長い低迷の時代を通じて世の中がグローバル化する中、本来の資本をいかに投資しリターンを得るのかが言われ始めました。そういう意味では日本の銀行マンでも融資と投資の違いが解っている人は少ないですね。カリフォルニア企業年金基金(カルパース)ですら年12%のリターンを取る時代ですので、資本をビバレッジにいかにリターンを取るかが叫ばれています。融資の時代から投資の時代へと日本も移っていくと思います。
 金融経済のみに生きる人、実体経済のみに生きる人は多いのですが、先生のように実体経済を実体験された上で金融経済に入り込み橋渡しをしてこられた方は少ないと思います。投資家の立場を考えROEをどの程度にするのかを考える事は重要だと思います。社員の事を考えROAをどの程度にするかも大切だと思います。BSからPLへと、自己資本を高めるためにどんな経営戦略で事業を行えばよいか、BSから見えることをPLに置き換えて考え、その結果生まれる純利益をBSに持ってくる、P・D・C・Aサイクルを廻す事が経営なのだと解りました。プランを立てる時BSからスタートし、いかに純利益を出すスキームを事業の中で実行していくのか考え方、プランの立て方一つで企業の命は決まる事を理解させていただきました。
 日本でもオリックスの宮内会長のように実体経済の中で金融経営を意識されている経営者が今後の日本のモデルになるのではないかと私は考えております。
 日本のNPO法人もボランティアだけでなく社会起業家としてファンドを受けるに十分な体質を持たねば社会に大きな影響を果たすことが出来ないと思っています。
ノーベル賞をもらったバングラディッシュのマイクロクレジットなど、参考になりますね。
 最後になりますが、木村先生はファンドをかける時、その企業の社長の人間性(考え方)・決算書・不動産のポジショニングの3つを柱に据えられましたが、その企業のビジネスモデルの優劣は判断基準にならないでしょうか。そしてもう一つの質問は日本の経済はグローバル経済に組み込まれ、主に元気のよい企業は世界に飛び出して行っています。一方、地方の経済は世界に飛び出せない中央の企業に席巻されて、地方のローカル企業が先生の言われるBS経営で立ち直るには、企業再生の立場でもう一つ後から背中を押していただけるアドバイスがいただきたいと思います。
又の機会で結構ですのでご教授下されば幸いです。先日は本当にありがとうございました。

2008年06月20日

No441大きな変化である今をチャンスとして捉える

6月20日、大阪御堂筋のハートンホールで開催されたマーケティング・コープの例会の講師にお招きいただきました。クリーニング業者の勉強会で、昨年に引き続き2度目の講演です。14時30分から17時までと充分なお時間をいただきましたので、前半1部を「逆境にまさる師なし」、後半2部を「BS経営のススメ」としてお話ししました。

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ファッションと時代の変化でマーケットが縮小し、クリーニング業界にとっては試練の時期を迎えています。この変化に対応するのが経営です。事業も人生も変化にいかに対応するかが問われます。我が人生や経営に於いて迎えた逆境を、私がいかに乗り越えてきたかを話しました。私がバブル崩壊から生還したのは僅か3年前です。

事業とは「市場活動」です。市場にはお客様と競合会社が存在する。競合会社とお客様を奪い合いするのが事業なのである、と著名なコンサルタント一倉定の言葉も引用してお話しました。

大きな変化である今をチャンスとして捉えていくことです。その気構えが無くして革新は生まれません。天はその人に解決できない問題は与えないともいいます。

2008年06月19日

No440 BS経営が育む経営社員

6月19日、内田洋行(http://www.uchida.co.jp/)大阪支店会議室で開催されたユーザック会近畿ブロック大会の講師としてお招きいただきました。今回のテーマは「やってみなわからん!やったことしかのこらん!」〜成長し続ける企業、強くてよい会社をつくるための一企業人一社貴人としての考え・理念を語る〜。内田洋行・ユーザック会は2月・4月に引き続き3度目の講演です。

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「BS経営」は会社を強い財務体質の企業にすると同時に、B/S(バランスシート)のビジョンを実現する過程で経営社員の育成に繋がるのが特徴です。B/Sの理解により、社員ひとりひとりが全体最適思考で経営判断するようになり、数字による信頼関係が醸成されてオーナーシップが育ちます。しかしP/Lでは部分最適思考にならざるを得ません。

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2時間の講演時間をいただきました。前半は拙著「逆境にまさる師なし」、後半は「BS経営のススメ」を題材にしながらスピーチ。会場では70名余の経営者・幹部の方々が身を乗り出すように聴いて下さいました。

<参加者Tさんからいただいたメールより>
お世話になっております。
内田洋行の講演で頂きました書籍「BS経営」読ませていただきました。
講演でもそうでしたが目からウロコのお話でした。

私は、個人的には年収分の現金を持っているというのが基本になっています。
あるとき会社にたとえて考えてとき、弊社は100人ですが1人1000万だと10億円です。
そのときは無理だなと考えました。

やはり世の中は広いというか 私が無知でした
そういう考えのもとに経営をされている木村様がいらっしゃって、世間知らずを自覚した次第です。

レバレッジリーディングも昨日読みました。
私も2017年の誕生日までに1000冊を読む目標を立てました。
今後ともご指導ください。よろしくお願いします。

2008年06月18日

No439 中央大学商学部講義

6月18日、中央大学商学部(http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/law/index_j.html)「経済学部1」の第1限授業を担当させていただきました。

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中央大学は東京都立川市にあり、多摩モノレール「中央大学・明星大学」駅がキャンパスの入り口です。キャンパスは多摩丘陵に広がる広大な森を有していました。塩沢由典教授が駅まで出迎えて下さり、広いキャンパスを抜けて8103教室へ向かいます。

会場は若い学生達のエネルギーに満ち溢れていました。「BS経営のススメ」の事前配布をお願いしました。受講生は180名程度。会計学科の学生も多く、公認会計士や地方公務員志望の学生、中には経営者志望の学生も少数いるようでした。

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塩沢教授の紹介を受けて教壇へあがりました。大きな声で「おはよう」と挨拶し、全席を見渡して目を合わせます。
私のプロフィールから、昨年大学院でMBAを取得の経緯と、また19歳で起業に至ったことなどを冒頭にまず話ました。話のツカミが興味を惹いたのか、真剣な表情で聞いてくれました。

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オープンブックとBS経営が強い会社にすることも話ましたが、さすが会計を学んでいるだけに数字の飲み込みは早いように感じました。
「小さな超一流企業」という、社員一人当たりの具体的な数値に置き換えるという考え方や、総資産と純資産、給与等についても説明しました。
真摯に傾聴してくれて嬉しく思いました。

<弊社社員Tの感想>
今回の受講生と同年代に創業をした会長の講話には、多くの学生が目を輝かせて聞いていたように感じます。10数年前の私に照らしてみると、この時期は学校入学後に一時的にポッカリとした感があった時期でもありました。もし当時の私と同じような感覚を今回ご受講の学生の中で抱いていた方がいたとしたら、この会長の講話には、これからの学生生活をすごすためのヒントとなる「何か」となったのではないかとも思います。
講義終了後、二人の学生が会長と話しをされました。お二人とも難関資格を目指してこれから頑張っていこうとされている方でした。このお二人の他にも、多くの学生に人生の主役は紛れもなく自分であるという会長のメッセージが響き、今後の学生生活が充実したものとなるならば幸いです。

2008年06月17日

No438 強いBSが新しい事業を開発し、変化をチャンスへと変えていく

6月17日、東京の全管協(http://www.pbn.jp/index02.html)が主催した“不動産賃貸管理ビジネスフェアー2008”の分科会講師としてお招きいただきました。

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冒頭で経営とは環境変化対応業であると定義しました。
会社が生き残るためには、事業(商品やサービス)は絶えず変化を続けなくてはなりません。これを図式にして、企業を分母、分子を事業と表すこともできます。ゆで蛙では企業は生きていけません。「変化か死か!」と表現することも出来ます。
 
経営コンサルタント一倉定氏は、著書経営の心得に「事業経営とは、変転する市場と顧客の要求を見極め、これに合わせてわが社をつくりかえることである」と喝破されています。市場活動(マーケティング)とは競合会社とのお客の奪い合いなのです。客の要求はドンドン変化していきます。

BS経営とは、変化対応力をつけるためにB/Sの純資産を殖やすという経営です。
ところが経営とは売上を増やすことだと考えている経営者が多い。勿論売上を増やすことは大切ですが、最近は売上増=利益増に繋がらないことが多くあるのです。

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弊社の業績評価では、総資産、純資産と資本金を経営の重要指標にしています。つまり強いバランスシートを目標にしているのです。
弊社では、社員全員がこの重要指標を共有し、また経営ビジョンを描いています。
強いBSが新しい事業を開発し、変化をチャンスへと変えていくのです。

参加者はBS経営の切り口に強い興味を示し反応の大きさが伝わってきました。
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<弊社社員Tの感想>
参加者は若手経営者や幹部も多く事前に「BS経営のススメ」を購読されてのご聴講とのことで真剣さと熱気を肌に感じました。
私としては、会長の講話を何度か以前に聞いていましたが、その時その時で気づきのポイントが変わっていることに気づきます。これまでやってきて得たものでも目標から照らしてみれば、また改善の余地があることにも気づかされます。とはいえ、BS経営を推進していくことは「積み上がる」仕事に繋がるという気づきも得ました。
当社が変化を創り出している過程にあって、その変化の源になれるような行動をとり、成果につなげていくこと、気づきのポイントは毎回異なるものの、モチベーションを向上させるということで会長の講話自体が「よく効く」社員教育となっていることは変わりません。

2008年06月16日

No437 ROA・ROE〜経営のモノサシ

6月16日、岡山ロイヤルホテルで開催された岡山県韓国商工会議所の第47期定期総会の講師にお招きいただきました。一昨年の総会に続き2度目の登壇です。

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image003-No437.jpg今回は4月に上梓された拙著「BS経営のススメ」からH社の決算書を例にとって経営分析しながら問題点や課題を抽出していきました。

B/S(貸借対照表)とP/L(損益計算書)の見方や捉えかた、そしてB/SとP/Lのモノサシの違いについて話しました。いかなる経営指標(モノサシ)を持つかで経営ビジョンが変わります。ROA(総資産経常利益率)やROE(純資産純利益率)はB/Sのモノサシです。

若い方がたくさん参加されていましたが、皆さん電卓をはじきながら計算を繰り返していました。
私もバブル崩壊まではP/L(売上)のみに奔走しB/Sはほとんど気に留めてきませんでした。しかしB/Sにはこれまでの経営結果が全て表れること、P/L、B/Sのモノサシの持ち方次第で、未来のビジョンの立て方が根本的に違ってくることを力説しました。つまり経営思想の問題になるのです。
与えられた90分があっというまに過ぎました。熱い時間を共有でき満足です。

参加した方から、P/Lが目的であってはいけないが、B/Sの為にはP/Lがもっと大切に思えるとの話しを聞いてBS経営の理解が深まった、とのハガキをいただき嬉しく思います。

2008年06月13日

No436 強くてよい会社をつくる経営の王道とは〜愛知韓国商工会議所、経友会合同例会

6月13日名古屋キャッスルホテルで開催された愛知韓国商工会議所、経友会の合同例会の講師としてお招きいただきました。
テーマは拙著「BS経営のススメ」から“強くてよい会社をつくる経営の王道とは”。

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経営とは、ヒト・モノ・カネ・情報・マーケットなどの経営資源を使って付加価値を出すことです。付加価値とは経営の結果である利益であるといえるでしょう。その利益を法人税として正しく納税することは企業の社会責任でもあります。

しかし事業では、一円でも多く儲け、その一方で税金は一円でも安くしたいと願うのが人情でしょう。私にもかつて、税金は一円でも安くしようと、節税対策に奔走し節税関係の本も読み漁った頃がありました。バブルの崩壊で奈落の底に突き落とされた時には、節税のため会社の純資産に蓄えがほとんどありませんでした。

純資産は企業存続資金であり、新事業開発資金であり、“まさか“に備えての変化対応資金になります。ですから、納税義務をしっかりと果たして税引き後の純資産を増やすことが、強くてよい会社をつくる経営の王道なのです。

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<同行した弊社社員Mの感想>
初めて会長の講演会を拝見した訳ですが、会長のこれまでの歩みやこれからの目標について語られる姿が非常に迫力あるもので、本を読んだ時よりも更に心に響く内容でした。

まず、個人的な感想ですが、会長の口から「10年後の自分に向けた手紙」についての 話があった際、目標を達成するにはどういうビジョンを描き、どう行動すべきか、もっともっと深く考え行動していく必要があると更に感じました。

次に、懇親会で会員の方々と話をして感じたことですが、「BS経営」の内容では「税金を払って自己資本を増強する、という内容は理解でき るものの、実際現場ではなかなかそこまで考える余裕がない」という話が結構多かったように思いました。

また、会社は誰の為にあるのか?ということを考えさせられるような話もありました。
1.会社はオーナーの為にある?
2.会社は株主の為にある?
3.会社は従業員の為にある?

私はどれが正解というものではなく、どれを優先しているか?ということかと思うのですが、ある会員の方からは1しか考えていない、という話があり、その考え方では「BS経営」は解らないないだろうなぁと感じることもありました。
会社として社会的な信用を得ていく為には上記3つの内容についてもバランスよく付き合っていくことが大切なのでは、と思います。

2008年06月10日

No433 京料理のランチ

京都散策のお昼ご飯。花見小路を散策しながらどこのレストランに入ろうかと迷っていましたが、店構えが気に入って「花郷」(http://www.gion-hanasato.jp/about.html)へ入りました。
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2時半と遅い目のランチ。入り口右側の松の間に案内されました。松の間は木の香り漂う和風作りの部屋でした。

ランチは、付き出しに始まってお吸い物豆腐と魚のお造り・・・全部で10品が配膳されました。
会席料理は早食いの私にはちょうどいい。敬子の説明によれば京料理はお茶会席からきた物だといいます。よく分かりませんが、全体に薄味で丁寧なつくりと上品な味で、身体に優しくかつ美味しい。器もかなり凝ったもので、見て食べるとはこのことを言うのでしょう。紫陽花の柄の紙マットにも爽やかな季節感が感じられました。

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一品づつ運んできては料理の説明をしてくれます。そのつど入り口の戸を丁寧に開け閉めする。大阪なら開けっ放しですがこれも京都ならではのサービスでしょう。“祇園ごころ”のおもてなしとありましたが、さすがと感心。
ともあれ京情緒にふれて楽しいくつろぎのひと時となりました。

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2008年06月09日

No432 京都祇園散策

京都の華やかさを彩るのが祇園。八坂神社の門前町として発展し、京都有数の花街として有名であるとのこと。30年前にこの花街で舞妓を呼んで京都の夜を楽しんだのを昨日のように感じます。5年前には南座で歌舞伎を初めて観劇しました。
新橋からの白川沿いは「重要伝統的建造物郡保存地区」に選定されています。

↓新橋通り
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↓白川沿い
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幅員2メートル未満の狭い路地の綺麗に磨き上げられた石畳が、往時の賑やかさを彷彿とさせます。路地には飲食店や土産物店が並び、多くの観光客が散策を楽しんでいます。
表通りの散策も楽しいですが裏通り歩くと思わぬ発見があってこれもまた楽しい。
これからも伝統ある街並みの保護に力を注いで欲しいと願う。

↓花見小路
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2008年06月08日

No433 京都東山知恩院〜法然ゆかりの寺

6月8日、京都観光に出かけました。
まずは京都観光のメッカとも言える東山の知恩院。以前から行きたかった寺院です。
今日は日曜日、時間もゆったりとっての京都観光。梅雨の合間の曇り空で観光散策にはちょうどいい。

深緑が知恩院の広い境内を包み、訪れる人の気持ちを癒してくれます。修学旅行生の団体の姿も見えます。
知恩院三門の楼閣には観光客の姿が見えます。三門には法然上人800年大遠忌法要の案内板がありました。

↓三門
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三門をくぐり、国宝である本殿に続く石段を一歩一歩と登りました。

↓本堂
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知恩院は浄土宗総本山の寺院で、浄土宗の宗祖である法然が後半生を過ごし、没したゆかりの地に建てられたものです。
法然上人は、平安の末、美作国(現在の岡山県)に押領使の長子として生れました。9歳の時、夜襲によって父を失いますが、父は、「恨みをはらすのに恨みをもってするならば、人の世に恨みのなくなるときはない。恨みを超えた広い心を持って、すべての人が救われる仏の道を求めよ」という遺言を残したと言われます。

↓勢至堂・法然上人御廟参道
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↓法然上人御廟
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知恩院には、本堂、三門などの国宝、重要文化財、美術工芸品など目を見張るものがあります。
私の英会話の教師STEVEは京都の大ファン。彼は世界で一番の宝はエジプトで、次が京都だと言っていましたが満更でもないように思います。京都は日本の宝だけではなく世界の宝だと思います。
京都はどこを歩いてもお寺や神社にぶち当たります。数々の名園とともに京都を潤いのある町にしています。
これからも少しでも多く京都の町を歩き、その魅力に浸りたい。

↓万乗庭園
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↓友禅苑
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2008年06月06日

No432日創研経営研究会沖縄全国大会 〜 自立

6月5・6日、沖縄コンベンションセンターで第14回日創研経営研究会全国大会が全国から830余名が参加して盛大に開催されました。主管の琉球経営研究会は設立4年目の若い研究会ですが、この1年間、会員一同団結してこの大会を準備された、そのご苦労を労いたい。

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大会は二日間。
基調講演1は「沖縄の昨日、今日、そして未来:島人の肝心」をテーマに、崎原真弓女史が沖縄の悲惨な歴史から今日までをスピーチと唄と舞踊で語りかけます。
講演2は、「自立を支えた一念とビジョン:さんご礁の再生」をテーマに、金城浩二氏がさんご礁の再生に取り組む現場の状況を伝えました。
講演3は、真の“自立”を目指す人材育成をテーマに、上原義雄氏が氏の著書「私の歩んだ人生 己に厳しく人にやさしく」から熱く語りました。

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沖縄が世界へ発信するものは「平和」であり、守るものは「文化」。そして、進むべき道は「自立」。
「自立」は、沖縄に課せられた大きな課題であり、経営者に課せられた永遠のテーマでもあります。

経営者の責務は、自らの目指すべき道とは何かを絶えず問い続け、「依存経営」から「自立経営」へと力強く前進することです。我々は、いかなる環境下であれ、社会に存続し続け、貢献することを最大の使命として、企業の命題である「永続」を果たさなければなりません。
この歴史的にも社会的にも異なる文化を持つ沖縄の地で、「自立」をテーマとして全国の経営研究会の皆様と共に学ぶことに大変意義深いものがあるという大会実行委員長の言葉が参加者の胸を打ちました。

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初日の夜は、沖縄をもっと好きになってもらえるよう、琉球のスタッフ一同による沖縄カラー満載、ホスピタリティー溢れる大懇親会。最後は830人の参加者が一つになって踊り唄いました。かりゆしウェアーも大会を盛りあげました。

印象に残る大会であり、友情に溢れ、平和のありがたみが身にしみる沖縄の旅となりました。


2008年06月04日

No431 沖縄かりゆしウェアー

image001-No431.jpg6月4日、翌日から開催される経営研究会全国大会参加のため一足先に那覇入りし、沖縄の初夏を楽しみました。

郷に入れば郷に従えと、沖縄のシャツ、かりゆしウェアーを早速購入。着てみると軽くて動き易く、遊び着にもビジネス着にも使えます。「かりゆし」とは沖縄方言で「めでたい」という意味とのこと。
先日のテレビで福田総理もこのかりゆしウェアーを着てサマーウェアーとして薦めていましたが、暑い夏はネクタイから開放されたビジネス着としてもっと日本に広まって欲しいと思う。

翌朝ホテルに面したビーチを散策。
青く澄み切った遠浅の海がどこまでも続く。浜辺にはさんご礁が打上げられていました。敬子はパイナップルの実を見つけて喜んでいました。
平和なこの海がかつての沖縄戦の決戦場であったとはとても信じられない。
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2008年06月02日

No430「BS経営チャンネル」配信

今月から月2回、インターネットの動画サイトYouTube にて、「BS経営チャンネル」(http://jp.youtube.com/kimurakatsuo)を配信する事になりました。

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「やってみなわからん!やったことしかのこらん!」が私のモットーであり、好奇心の強い性格なので何にでも挑戦してみたくなります。
弊社の会議室で第1回目の録画を収録しましたが、かなり緊張してしまいました。

このBS経営チャンネルでは、「強くてよい会社」づくりに役立つ情報を皆様にお届けしたいと考えています。「BS経営」は中小企業の活性化に大いに役立つと信じています。4月に「BS経営のススメ」を幻冬舎から出版させていただきましたが、多くの方から反響をいただき嬉しく思っております。

このBS経営チャンネルでは、日々の経営の現場で感じたことをホットニュースで伝えられればと思っています。
お付き合いをよろしくお願いしたい。

 

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