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2012年06月26日

No.1082 【木村勝男ニュースVol287】 「ピンチはチャンス」

先日、講演で釜山を訪れました。

韓国は「朝鮮戦争以来、最大の国難」「IMF危機」といわれる、

1997年のアジア通貨危機という大変なピンチを乗り越え、

驚くような成長を遂げていました。


私にも二つの大きなピンチがありました。


ひとつは父親が14歳で他界したこと。

もうひとつは、バブル崩壊により奈落の底に叩きつけられたことです。

この二つが現在の私をつくっています。


父が亡くなり、家族を背負うことになった私は、

14歳で廃品回収業を始めました。

今考えると、年端もいかない子どもがようやったなと思いますが、

どうにかして6人家族が飯を食べていかなければいけないと必死でした。

当時、米びつの蓋を開け、雑穀混じりの米ですが、

米があると何日かは食えるなと安心したものです。

父の死は、バブル崩壊よりもはるかに私にとって大きなピンチでした。


朝鮮戦争が休戦状態になり、廃品回収業では飯が食えなくなって、

新しい飯のタネを見つけるために、17歳で単身大阪に上がってきました。

大阪に上がってきてからは、高度成長期の時代の波に乗って、

様々な業種に次々とチャレンジしてきました。

今振り返ると、飯が食えなかったというピンチが、

貪欲に飯のタネ探しにつながったように思えます。

その後に起きた、バブル崩壊から何とか再生することができたのも、

父の死というピンチを乗り越えた体験が、大きな力となりました。


閉塞感に覆われた現在の日本は、ピンチにあると言えるでしょう。

しかし、このピンチを変革のチャンスにしたいものです。

日本は、明治維新、終戦からの復興など、

大変な国難のピンチをチャンスに変えてきた、変化対応力のある国です。


ピンチはチャンスの気概を持って前に向かって進み、

閉塞感を打破していきたいものです。



 

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