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2013年03月24日

No.1222 木村塾やってみよう会 3月度例会

3月18日、大阪駅前第2ビル4階 大学コンソーシアム大阪にて、
第33回「木村塾やってみよう会」が開催された。
「我が人生(ビジョン)を語る」は、大手スーパーの総務部に勤務する山出光文さん(46)。

山出さんは四肢まひというハンディキャップを持ってこの世に生を受けた。
「障がいがあっても支援学級ではなく健常児と同じクラスで勉強させたい」
というご両親の強い思いの中、1年遅れで地域の小学校に入学。
さまざまな困難を克服しながら中学、高校へと進み、視野を広げるべく
単身渡米。米国の大学を卒業後、帰国して現在の会社に就職された。
「自分の想いのまま話したい」と、パワーポイントなどは使わずに話された。
 
 
山出さんにとって、忘れられない事件がある。
小学校に入ってすぐの頃だ。放課後お母さんの迎えを待つため
階段に座っていた山出さんの頭を、背後から複数の子どもが傘の先でつついた。
先生が制止して大事には至らなかったが、山出さんは、幼心にも決意したという。
「絶対に人から目を離さないように。そして自分の持っている大きな声を生かそう」と。
自分から大きな声で「おはよう」と声を掛けるようにすると
周りが変わり、次第にいじめられることがなくなった。
「どう捉え、どう行動するかを考えることが大事」と学んだ瞬間だった。

希望を抱いて入社した会社では、パソコンのキーボードを打つのも遅く、
3年間これという仕事が与えられなかった。
孤立し「会社はなぜ自分を採用したのか?」と疑問が広がった。
ある日、社内で電話する社員の話し声が聞こえてきた。
「発注先に対して傲慢な話しぶりと、電話をガチャンと切っていることに違和感を覚えたのです。あらためて観察すると皆、同じように話し終わるとすぐガチャンと切っています。それなら自分はたとえ電話であっても相手のことを考えて対応してみよう」と。

そんな山出さんの対応ぶりが取引先や他店の店長の間で評判になった。
「山出が電話とってくれて嬉しい。山出の声は人に元気を与える」と励まされた。
その後、阪神大震災がありボランティア事務局に移動。
救援物資の聞き出しをする中で、初めて自分のポジションが見えた。
水を得た山出さんは、自から声をかけてできる仕事を探した。

現在は、企業の社会貢献活動として
子どもたちを対象とした野外でのエコ活動を担っている。
現場では子どもにたくさん声掛けをし、役割を与える一方、
自分の悩みごとや思いを伝える。
「自分の経験を伝えることで、生きる大切さを考えるきっかけになれば」。
子どもの自殺やいじめが問題になる中、山出さんは
「魂の語り部」として講演活動を始めた。
「目標はまず今年20回。それが達成出来たら本を出したいのです」。
瞳をキラキラ輝かせ話した。

「困難や苦労は人を磨く。人を成長させる」
そう言い続けたお母さんもすばらしい。
この言葉が、山出さんを負けない心をもったチャレンジャーにした。
小学校の上級学年のとき、再びいじめで学校へ行けなくなった山出さんに対して
「わかった。よく頑張った」と言い、翌日正装して学校へ行き
「もう私の息子を預けない。卒業式には行かせます」と宣言したという。
最後に山出さんには、こう締めくくった。
「今何が欲しいかと問われたら、『母の肝っ玉です』と (笑)」。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ 障害を通じて学ばれたこと、自らの体験に基づいた言葉はどれも説得力があって響きました。
・ 障がいを持って生まれた子どもを一人で生きていけるように覚悟を持って育てられたご両親(とくにお母様)に感動しました。
・ 子どもと一緒に参加して気付づきがいっぱいありました。お母さんの力強さにも勇気づけられました。もっと多くの人に聴いてもらって勇気を与えていただきたいです。
・ 学校の講和と違って自分の意見も言える場で話を聞けてよかった。親の偉大さを改めて感じました。山出さんのお母さんのような強さを持てるように頑張りたいです。
・ いじめや会社で3年間仕事を与えられなかった。そういう困難にも逃げずにこられた、その姿勢を学びたい。学生さんが一生懸命話していたときの山出さんの優しいうなずきが、とても印象に残りました。
・ お母さんの思い、山出さんのお気持ち。胸がいっぱいになってしまいます。お母さんの強さ、山出さんの強さ、前向きな生き方に感動し、自分の弱さを再認識しました。勇気をいただきました。
・ 山出さんのわが人生を語る前のダイアードのテーマは「あなたにとってどん底とは」でした。過去を振り返っても自分の人生には何の底もないと感じました。困難や苦労は人を磨く。我が子を困難な道に導き、我が子を磨く母親の姿に感動しました。



 

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