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2014年07月23日

No.1470 「木村塾やってみよう会 」7月例会

7月14日、グランフロント北館7Fナレッジサロンにて第48回「木村塾やってみよう会」が開催された。
今回の「我が人生を語る」は、メディカルエイジング代表の堀江かりんさん。大阪市中央区でピラティススタジオを運営する。
ピラティスとは姿勢・体幹部分の改善を行うフィットネスメソッドの一つ。
健康運動指導に携わって29年。「仕事に磨かれ、人に磨かれた人生でした」と語る。

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昭和37年、神戸で材木商を営む家庭の長女として誕生した。
経済力のあるお父さんと優しく教育熱心なお母さんに育まれ、子ども時代は何不自由ない生活を送った。
幼心に刻まれた体験がある。それは、お母さんのすすめで習い始めたオルガン。
「5歳の頃初めて出場した発表会で自己承認できた気がします」と。
中学、高校時代はバスケットボールに熱中。部活終了後、住吉川沿い3.7Kmのランニングをこなした。
厳しい練習だったが、この時期の運動が後々フィットネス業界で活躍する身体づくりの基礎になった。

16歳の時に転機が訪れる。
お父さんの会社が倒産。会社の700坪もの土地や自宅など、物質的なもの全てを失った。
「あって当たり前」のお金がなくなると人も去り、失望感でいっぱいになった。
しかし、「この時倒産していてよかった」と言う。「あのまま会社が続いていたら、
父は接待で体を壊していただろうし、きっと家族は破滅の道に向かっていたはず」。
お父さんは、新規に食堂経営をしつつ財産放棄などにより借金を完済。
「絶対に逃げない」「人間腐ったら負けや!」というお父さんの言葉は、かりんさんのマインドに根付いている。

短大を卒業後、OLをしている時にエアロビクスに出会う。
23歳でアメリカにエアロビクス留学。指導者、競技者としての実績を大きく伸ばした。
アパレルメーカーのファッションショーやTVCMにも出演。
全国巡業、フィットネス通販ビデオ監修や競技者の振り付けなどをして生計を立てた。
「やるならとことん!」「教わるのなら絶対一流から」が、かりんさんのモットーだ。

その後、ボディメイキング(=ボディビル)に興味を持ち、エアロビクス・ボディビル・フィットネスの3部門で優勝。
「競技は、他人に勝つのではなく自分に勝つこと」。競技者生活を通じて学んだ。

1995年1月17日、33歳の時に再び試練が訪れる。阪神淡路大震災だった。
今度は「お金が使えない不憫さ」ではなく、「生きていることの奇跡」を実感する。
「何気ない日常に感謝したり普通が一番だと学んだ出来事でした」。

その年の9月、大阪に拠点を移し、JPCミズフィットネスで優勝。
翌年も優勝して二連覇を果たしたのを機に、競技生活にピリオドを打った。
35歳の時には大手フィットネスクラブからヘッドハンティングを受け、西日本エリア統括ディレクターに。
「自分にできるだろうか」と躊躇したが、こんなチャンスはそう巡ってくるものではない。
400名の部下を従え、人材育成・管理・プログラム開発・店舗マネジメントに携わった。
「人に磨かれた」という。収入も増加し、マンションも購入できた。

視察に訪れた海外でピラティスと出会ったのは42歳の時。
そのメソッドを習得すべくフィットネスクラブを退社し、本場ニューヨークへ。
帰国後、日本一の規模を誇るヨガスタジオのディレクターに就任し、関西に2店舗オープンの立ち上げに携わる。
フィットネスクラブ時代に続いて「お客様に磨かれた人生。進んでやったことは後々自分の人生に役立つ」と悟った。

2006年、ニューヨークから器材を購入し「ピラティススタジオ」を設立。
コーチングも学び、ヨガ・ピラティスの指導者養成コースを開講、運動療法講座を展開する。
「人との出会いで自分の夢や目標が達成できることを体感しました」と話す。

仕事も暮らしも順風満帆の中、49歳の時にはそれまでの人生の中で一番つらい出来事が。
最愛のお父さんと別れだ。脳卒中だった。「助かっても植物人間」と医者から宣告される中、
一時は奇跡的に回復されたが、7カ月後に肺炎を併発。かりんさんの腕の中で亡くなった。

「ずっと、『勝たなきゃ』『成果を出さなきゃ』、という考え方の人生でしたが、
日々の何気ないことにも感謝の気持ちを忘れずに、自分の物事の捉え方を変えると、
すべてが好転してくるものだということを、いま実感しています」と振り返る。
今年春に、生涯のパートナーとなる堀江悟さん(3月例会で発表)と結ばれ、結婚式を挙げた。
ラブラブの新婚生活の中で、悟さんと一緒に六甲縦走に向けてトレーニングを積んでいる。

「感謝を与える自分になる。物心両面豊かに生きる。健康管理、家庭円満、経済、時間の使い方、友人とのお付き合い、
趣味、学び…すべてにおいてバランスのとれた人生を送りたい」と人生理念を語る。
最後に壮大なビジョンを5年毎に刻んで話した。
「58歳で自己資産1億円、68歳で10億円運用、78歳で100億円寄付を、夫婦で達成します。
体や心の健康をテーマにした講演活動や本も出版したい」。

天から与えられた逆境に加え、自らつくる逆境でどんどん器を大きくしてきた、かりんさん。
宝塚スターのように華のある人生だ。苦労も背筋をピンと伸ばして明るく語り、
心身を鍛え上げた人たちだけが持つ力強さを放った。
皆さんも自分にチャンスを与えるようなビジョンを創ってほしい。
立ち見が出る満員の会場で、とりわけ話に魅了された女性陣からが質問が相次ぎ、熱気は懇親会場に持ち込まれた。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ まずは「感謝」。全てはそこから始まることを気付かせてもらいました。
・ 凛とした美しさ。同じ女性として憧れます。明確な目標を聴き、私も早速、書き出します。
・ 話がおもしろい。話し方がおもしろい。考え方がおもしろい!!!
・ 逆境の大きさだけ成長がある。自分も喜んで逆境を楽しめるようにしたい。自分を好きになり、自分を信じて人生を歩みたいと思う。
・ さわやかで愛らしく、でも芯の強さを感じました。筋肉と関節、脳と能力と心を鍛えられた小気味よい言葉の響きが私の心に染みました。
・ 人との出会いが人を大きくしてくれる。自分自身を磨くのは自分。すばらしい気付きをありがとうございました。
・ 手を付けたことはやり遂げる! 人並みの努力ではボディビルダーの身体はつくれません。本当に素晴らしいと思いました。
・ 終始感動しました。人生をお話することの大切さにも気付きました。私もかりんさんを目指し、自分の役割を全うします。
・ 体幹を鍛えるためには筋肉、プラス内からの輝きが必要なんだと気付きました。芯の通った強さを自分も持ちたい。
・ これほど大きな人生があるとは! 力だけでなくとてもチャーミングなのは、人としての大きさでしようか。心でしょうか。とても勉強させていただきました。
・ 「感謝日記」を付けていたとお聞きして、私も実践したいと思いました。
・ 「感謝して生きているといいきとが起こる」「人生は人との出会いで決まる」大切なことをたくさん学ぶことができて感謝です。
・ 一つ一つ、人との付き合いの中で気付きがあり、それを丁寧に積み重ねていかれる。その結果がよい出会い、夢の実現につながっていると感じました。
・ 強さと女性らしさを感じました。逆境を乗り越えるだけでなく、自ら発信、行動、主体性を持つことの大切さを学びました。
・ こんな生き方、考え方があるんだと感動しました。女性としてお手本にしたいと思う事がたくさんありました。



 

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