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2014年09月23日

No.1498 木村塾やってみよう会 9月度例会

9月16日、グランフロント北館7Fナレッジサロンにて第51回「木村塾やってみよう会」が開催された。
今回の「我が人生(ビジョン)を語る」は、大倭(おおやまと)殖産 取締役総務部部長の竹内靖さん(60歳)。
冒頭「私は起業家ではありませんが、組織人として内部を改善して新たな取り組みを企てきました。
そんな企業家人生をお話します」と自己紹介。
大倭グループは、奈良を本拠地に病院や福祉施設、印刷、建設部門を展開する総合企業。竹内さんは建設部門で総務を担当している。

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兵庫県出身。国家公務員だったお父さんの仕事の関係で子ども時代に7〜8回転居した。
6つ上の兄と4つ上の姉の3人兄弟。お兄さんは阪大歯学部に合格するほどの秀才。
「私はぼんやり人間。成功体験もなく家でも学校でも期待されていなんいだと感じていました」と話す。
「情けない自分」としてこんなエピソードも。
高校時代、お父さんの転勤で家族が福井から大阪に転居する中、地元に残って一人暮らしをしていたが、孤独に耐え切れなくなって来阪。1年遅れで大阪の高校を再受験したという。

関西学院大学商学部に進み、卒業後はニチイに就職。流通業界の全盛期、スーパーは花形だった。
9時に出社して終わるのは深夜。「今でいうブラック企業でした」と笑い飛ばす。
しかし、そこで竹内さんは鍛えられた。河原町店を経て配属された横浜店では、上司から商売のイロハを教わった。
「出会いがあって、人に教わり協力しあって、はじめてこの自分がある」と語る。
今回、竹内さんは資料として自分年表を用意されたが、横に「出会い歴」が付いている。

32歳の時にお父さんがガンで他界。一人残されたお母さんのこともあり、
福岡勤務を機に関西に拠点を置く大倭グループに転職した。
配置された大倭殖産は建設不動産部門。未経験の世界だったが、入社から半年後に社長が急逝。
波乱含みの職場で、新社長や監査役幹部などから銀行との取引など会社運営の全てを学んだ。
社内では、品質や環境マネジメントシステムに着手、人事制度や給与体系の見直しなど、率先して社内改革に取り組んだ。

その後も、会社の中では難題課題が次々に押し寄せた。
一番苦労したのは資金繰り。経営にメスを入れるべく業績不振の東京支店や非効率部門の廃止や縮小、
金融機関の条件変更と金融機関の見直しなど、誰もがいやがる仕事に臨んだ。
その結果、経営は改善。「いやなことを後回しにしない」が、竹内さんのモットーだ。

私生活では34歳でニチイの同僚だった奥様と結婚。
物静かだが芯のある奥様に支えられ、夫婦関係はよかったが、何度か逆境が立たされた。
その一つが、歯科医院を開いたお兄さんの事業の失敗。破産して自宅が競売にかかる中、
追い込まれた兄夫婦に代わって竹内さん夫婦が、子ども2人を引き取って育てられたという。

また、50歳の時には自身が脳梗塞で倒れる命の危機にもさらされた。幸い大事に至らず、回復したが
「それまでは、俺が会社を守っているんだと思い上がっていた。病気になってはじめて
人に支えられて生かされていることに気付いた」と話す。

最後に、竹内さんはこれから20年間の目標を語った。
「仕事の目標として、まず後継者の発掘、育成と10年後までに会社の自己資本率を50%以上にすること。
私生活では健康でいるために朝5時の起床と運動を実践し、日本百名山の50山を制覇します。そして、
奈良まほろば検定ソムリエを取得してガイド50回を果たします。これからも色々な人との出会いを大切にして
幸せな人生を送りたい」。
また、登山を趣味にする竹内さん。去年は六甲山縦走にも挑戦した。
「去年はタイムオーバーだったので仮免ですが、今年は本免許を」と意気込む。

成功ばかりの人生などあり得ないし、失敗ばかり続くこともない。
何が起こっても逃げずに向かって行く竹内さんの姿勢には、学ぶところがいっぱいだ。
そして、還暦を迎えた竹内さんが、80歳までの目標を皆の前で公言されたのはすばらしい。
私も真の意味で人生が輝き始めたのは50代からだが、60代は黄金、70代はプラチナの人生だ。
竹内さんの人生もそうなるだろう。

今回も皆の心に火を付ける、力強い人生ドラマだった。

なお、「もっと手軽に参加できる懇親会にしてはどうか」との提案を受けて、今回はナレッジサロン内で懇親会を開催。
ビュッフェスタイルの軽食とビールで、スタイリッシュに盛り上がった。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ 人の人生を聞くということは、めったにない機会なので参加できてよかったです。辛い経験、苦しい体験があったからこそ今がある。それを活かすかどうかは自分次第だと思いました。人との出会い、逃げずに立ち向うことの大切さを学びました。
・ 淡々と話される中に芯の強さを感じました。こうと思ったら体質改善に粘り強く取り組まれてやり通された事に感動しました。
・ 苦難をカラリと話す姿に器の大きさを感じます。また会社の改革や今後の目標を聞いて元気をもらいました。六甲縦走、私も参加しますが完走できるよう体を創り上げていきたいと思います。
・ 人それぞれ色んな人生があると改めて感じました。お話の中で大変だった事とか、ご苦労をもう少し聞けたら良かったと思いました。
・ 頑張っている人の話を聞いているだけで前向きな気持ちになれます。自分もポジティブに頑張ります。
・ 嫌われる事を恐れない決断。逆境にどう向き合うか! 明けない夜はないと、逃げずに立ち向かう勇気! 感動しました。
・ ドラマのように大変な事をたくさん経験されているのに、全てを受け入れて前に進む姿に感動しました。私は継続することが苦手なので竹内さんを見習って頑張りたいと思いました。
・ 個人目標として80歳まで登山を続け、百名山の50山を達成する! 素晴らしいと感じました。六甲全山縦走、竹内さんは「仮免」と言われました。私は無免許ですが今年挑戦します!!
・ 人生の中で何一つ無駄なことはないのだと思いました。会社改革やお兄さまのお子様を引き取られた話をお聞きして、人が避けたい、動かしたくない事をあえて実践していく逃げない姿に感動しました。
・ こんなふうに人の人生を具体的に聞かせていただく機会はないので大変貴重な時間でした。30〜40代のしんどい激動の時代があるから50代からの充実期、成長期があるのだと思います。自分も竹内さんのようにポジティブな気持ちで生きていきます。
・ 普通なら恨んだり拗ねたりするのでしょうが、竹内さんは事実を淡々と受け入れられ、尚かつ情もある方だと思いました。人の価値はそういうところに表れると思います。「自分の中にある宝」という会長の言葉。ステキですね。今日は竹内さんの中にある宝に感動させていただきました。



 

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