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2015年03月16日

No.1568 木村塾 やってみよう会 3月例会@

3月10日、今月からナレッジサロンから「手品家・梅田店」に会場を移して第59回「木村塾やってみよう会」を開催。
今回の「我が人生(経営)を語る」は広島で進学塾を経営する傍ら、セブ専門留学エージェントと
現地にある英語学校を経営する本多正治さん。
フィリピン・セブ島に開く「ファーストイングリッシュ」は、木村塾が主催する
「メシの種探しツアー in CEBU」の滞在拠点になっている学校だ。

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冒頭「コツコツコツコツ、が私の信条。今『セブ島で働く社長』というブログを毎日書いています。
まだまだ発展途上ですが、こんな私でも、いろんなことができるということをお話することで
勇気を持っていただけたら」と話す。

本多さんは1971年、神戸市生まれ。小中学時代は「いじめられっ子」だったという。
「辛すぎて自殺を考えたこともありました。それでも耐えた。乗り越えられたのは英語のお陰。
唯一、得意分野ができたことで自信が持てた。この経験が後々、大きな力になりました」と振り返る。

大学を卒業し住宅設備メーカーのノーリツに営業職で入社した。
しかし、厳しいノルマや難しい上司の元で仕事ができず、5年間に2回も辞表を書いたという。
ちなみに最初、本多さんを思い留まらせたのは、ショールームにいた可愛い女性の存在。今の奥さんだ。
2回目には子どもができ、辞表を握った手をひっこめた。
「壁は360度ある。乗り越えるしかない」。
胎を括った本多さん。必死で働き、そこから5年間で1,000万円を貯めた。
そして、入社10年目。これを開業資金にして広島で学習塾大手「明光義塾」のFC校として塾経営を始めた。

時は進学バブル。マンツーマンで教える塾は大ヒットし塾を開けば生徒が集まった。
しかし、一方で人財が育たない。講師でもあるスタッフが次々と辞めていく。
「人の話を聞かずに正論ばかり吐いていたんです」。
気付いた本多さんはその後、日創研で学び、経営を立て直した。

塾は9校に増えたが、競合校が増加する上に少子高齢化の時代。このままでは未来がない。
「私から見ると日本は沈みゆく船にしか見えない。いま日本の平均年齢は44歳ぐらいですが、
2050年には65歳を過ぎるでしょう。ちなにフィリピンは22歳です。このまま何もしないでいると
日本は沈没します。それなのに危機感を抱いていない人が多すぎる」と、本多さんは半鐘を鳴らす。

塾を開いて8年目。「学習塾に続く第二の事業」を探していた本多さんにチャンスが訪れた。
友人たちと旅行で訪れたバンクーバーで、日本人留学生たちの姿を見た時だった。
せっかく留学しても日本人同士で固まってバイトに明け暮れ、全く英語が身に付かない。
「これだ! と思いました。留学したい人は多いのに現地では高いお金を払って1日2、3時間の
英語レッスンを受けるだけ。しかも通学に3時間ぐらいかかる。こんな条件では話せるはずがなく、
すぐに諦めて日本人同士で固まるのです」。

閃いた本多さんは、物価や人件費の安いアジアで英語学校を開くことを思い立ち、
帰国するやいなや候補地を探し始めた。
「決断はスピード」「考えるとネガティブになる」「大きな決断ほど早くする」と言い切る。
白羽の矢を当てたのが、フィリピン・セブ島。
セブ島なら日本から近く、フィリピンのビジネス英語は世界でもトップクラスの実力だ。

開校の前に「まずはお客様を送りだす出口を」と、留学エージェントを設立。
2013年1月にはセブ島に移住し、7月に塾経営で貯めた自己資本を資源として、
現地に日本人のための滞在型英語学校「ファーストイングリッシュ」を開校した。

もちろん、開校後も決して順風満帆というわけにはいかない。
インフラはあっても、一度設備が故障すると何日間も直らない。
生活習慣の違う現地の人たちとのコミュニケーションは簡単ではない。
そんな問題と一つ一つ向き合って解決していく中で、学習塾で鍛えたノウハウを生かし
今までどこにもなかった英語学校を創り上げた。
評判は口コミやインターネット情報で広がり、3回目の夏を迎える今期、ようやく黒字化する。

「地球の歴史は45億年。それと比べると人生はあまりに短い。そんな地球に遊びに来て
よかったと思えるような人生、そして人の役に立てる人生を送りたい」と語る本多さん。
最後は次のような壮大なビジョンで締めた。
「現在、自己資本は4000万円ほどですが、2030年に100億円にします。そして、これを資本として、
日本人が一番弱い英語と金融、IT。この3つを統合した大学を創りたいんです」。

本多さんがすばらしいのは、できない言い訳をしないで、まず行動することだ。
そして、5年間で1,000万円を貯めた。これができる人は、どんな資金調達もできるだろう。
カタチを変え、新しいメシの種をつくる本多さんは、ずばり起業家だ。
人生は一度切り。HHKのホームドラマではない、大河ドラマのような人生を送ってほしい。

なお、今年5月3日〜9日に「メシの種探しツアー in CEBU第4弾!」を実施する。
現地では「セブ木村塾」を開催、日本を飛び出してここでビジネスする起業家たちを訪ねて話を聞くほか
連日「ファーストイングリッシュ」で1日8時間のマンツーマン英語レッスンを受けるなど
超盛りだくさんのプランになっている。

やってみな分からん。やったことしか残らん。
奮ってご参加ください。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ ぜんぜんダメだった自分。いじめられっ子。辞表を2回も出した男。すごい! とにかくすごい!! 「一つの事に自信を持てたことで乗り越えられた」という言葉に感動しました。子どもを留学させたいです。
・ まずは行動する。決意する。年表を作り毎日眺めて具体的にやることを明確にする。目の前が真っ暗になるほどの出来事の先には、必ず「光」がある。自分を信じる。感性を磨き、直感を信じる。耐えること。耐えた自分を認めてあげる。たくさんの気付きがありました!
・ 最後のビジョン。英語・ファイナンス・ITの大学を設立すると聞いて本多さんの日本に対する想いを感じました。その想い、僕も引き継ぎます!
・ コツコツやり続ける事と、目の付けどころ、閃き。スピーディな決断。この組み合わせでビジネスが回っていることがよく理解できました。
・ 素早い行動。早い決断。広い視野。すごいお話でした。タイミングや考え、決める早さが整えば自分も本多さんのように出来ると感じました。
・ 子どもの頃、いじめにあっていたという経験が私とシンクロしました。まだまだ発展途上で毎日が不安だとおっしゃっていた事が心に残りました。
・ いくつもの閃きがありました。今後の人生を左右するくらいのインスピレーションが湧きました。
・ 「壁は360度。乗り越えなければならない」という言葉がすごく響きました。本多さんのスピードとチャレンジ精神を吸収して行動していきます。
・ コツコツやって「行動が真実」と語る姿に感動しました。いじめられた経験がとても貴重な経験。マイナスをプラスにする力、素晴らしいです。
・ 「日本は沈んで行く船」。少子高齢化。皆気付いているようで気付いていない、というワードが印象的でした。狭い視野、物差しで見るのではなく、ワールドワイドに見ていくこと。今の私の課題でと思いました。
・ 会長の「脳味噌は頭と足の裏にある」という言葉が印象的です。「行動が真実」という本多さんの言葉にも共通すると感じます。結論は「やってみな分からん。やったことしか残らん」。一回切りの人生、ドラマのような人生にします。



 

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