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2015年06月27日

No.1614 木村塾やってみよう会 6月度例会A

6月23日、大阪市北区の手品家・梅田店にて第66回「木村塾やってみよう会」が開催された。
今回の「我が人生(ビジョン)を語る」は、喜田勉さん(41歳)。
ファッションを中心としたライフスタイル・セレクトストア「トゥルース」を、店長である奥さんとともに
インターネットの楽天市場などに展開しておられる。

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兵庫県宝塚市で和菓子店を営む家に生まれた。姉1人と兄2人の末っ子。
少年野球やサッカーを通して「人を楽しませる喜び」に目覚めた。
しかし、中学時代にヤンキーの仲間入りしたのを機に生活が一転。高校では「やんちゃ」が高じて
無期出席停止処分になったり、家を出てホストクラブでのバイトをしたり。
挙句は退学処分となるも定時制高校に編入して卒業した。20歳だった。

卒業後、大手乳業の製造ラインで働く傍ら、スケートボードに没頭。
腕を見込まれスポンサーがついて大会に出た事もある。
そんな青春時代の最中、阪神淡路大震災に遭遇。実家も半壊し死者を目の当たりにした。
「自分は命を活かしているだろうか。考えたときに気付いたんです。子どもの時から
本当はファッションに興味があってデザイナーになりたかったということを」。

倒壊した神戸の街を歩き、アメリカ村の洋品店に飛び込んで就職を直談判。
採用された上に意欲が認められて8カ月後には店長に抜擢された。
しかし、次第に給料に対する不満が爆発。3年後、オーナーと揉めクビになった。

こんなことで負けられない。「なけなしのお金を握りしめて」渡米し、放浪しながら
西海岸で仕入れたファッションをフリーマーケットで売るという行商を続けた。
その後も人生の荒波は続く。一端、サラリーマンに戻ることを決意した喜田さんは
外資系の大手ケーブルテレビの営業社員となり一気に収入が増えたが、大盤振る舞いが重なり
消費者金融に追われて自己破産。
自ら弁護士を雇って債務整理するも、今度は実家の倒産と一家離散・・・。

私と出会ったのは、喜田さんがどん底から再出発を誓って派遣社員をしながら専門学校に通った後、
入社したIT会社で働いていた時だった。
社長が日創研の会員だったつながりで、木村塾にも参加されるようになった。
「やってみなわからん。やったことしか残らん。この言葉を聞いたときに衝撃が走りました」
と振り返る。
ファッション販売で培った経験とIT知識を活かして2009年に「トゥルース」を起業。
現在、6期を迎える。
「東京オリンピックの2020年には、ファッションのみならず建築、リフォーム、ライフプラン、
ライフスタイル、カフェをすべて提案する会社にしたいのです」。
締め括りは2025までのビジョンを「売上」と「会社の貯金」を交えて発表された。

聞き終わって大きな拍手で迎えられた喜田さん。
参加者から行動の原動力や、ご両親に対する想い、具体的な経営に関する質問などが寄せられた。
「原動力は雑草魂。父から言われた『お前は無理』という言葉。それが負けん気になった。
それと、自分の気持ちに正直に生きてきた。好きなことを好きということ。
俺の本気は楽しんでいるときです」と言い切る。
合せて「職人気質の父とは喧嘩ばかりしましたが、家業が倒産した時に後悔で涙が出ました。
心から父を許せました。母はいつも『よっしゃ、よっしゃがんばれよー』と包み込んでくれて。
母の愛はすごいです。感謝しています」と。

私の人生も山あり谷ありだが、喜田さんもなかなかどうして激しい人生を送られた。
ただ、違いがあるとすれば、私は人と争ったり諍いを起したりしたことがない。
真に闘う相手は他者ではなく自分だ。
どうか、喜田さんも、これからは人と争うのではなく「自分に勝つ」ことを目指してほしい。

また、ビジョン発表では、売上を掲げて一桁の数字まで細かく示されたが
ビジョンは、丸い数字でいいし、「売上」ではなく「自己資本」で掲げてほしい。
資金調達をする際も「自己資本」が決め手になる。
たとえば、喜田さんは会社組織にはされていないので自己資本を「個人の貯金」と考え、
9年後の50歳の時には、一人500万円として一家4人で2000万円を貯めることを目指したい。
それが実現すれば、60歳の時には1億円の貯金ができるだろう。

喜田さんのこの経験、逆境や困難がすべて人生の宝になる。
これからはこの宝を大切に活かして、輝く人生にしていただきたいものだ。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ 変化の大変激しい人生を過ごされた喜田さん。まるでドラマか物語の登場人物のようだと思いました。毎回、大勢の人の前で「人生の棚卸」をされる方を凄いなと思います。自分も人生を振り返って皆さんの前でお話したいと思いました。
・ 喜田さんのハングリー精神に驚きました。ネットビジネスは非常に成長分野なので10年後のビジョンを達成できることを応援しています。
・ 喜田さんは人柄がすばらしく、人を引き寄せる力があると思います。木村会長の「50歳が人生の折り返し地点」という言葉が印象的でした。私も人生の棚卸をします。
・ 私は今までずっと言ってばかり、理想を立てて絵を描いているだけの人生でした。喜田さんのように、自分の好きな事をどんどんやれるよう、自分のやりたい事を実現できるよう頑張りたいと思いました。
・ 常に直球勝負で真っ直ぐな方だと感じました。これから大きな目標ビジョンを追い、本気で取り組んで頑張っていただきたいと思います。応援しています。
・ 見た目と全く違う過去をお持ちでびっくりしました。気持ちが強くて目標が高くて凄いなと思います。とても見習う事が多かった。
・ 人間は考え方一つで成長すると思いました。喜田さんもヒットポイントが合えばホームランになると思うので、好きな事だけでなく自分に合う事を伸ばす事で、好きな事をできるようにするのも良いかもしれません。
・ 喜田さんの発表を聞いて、自分も今まで生きてきた中にヒントがあると信じて業種変更も視野に入れて頑張ります。
・ 喜田さんの波乱万丈な生き方に衝撃を受けると共に、24歳の私自身を重ね合わせ、まだまだ自分はバイタリティが足りないと痛感しました。「やってみな分からん、やったことしか残らん」。より大きなスケールと失敗を恐れない勇気を持って実践していこうと思います。
・ 喜田さんのスピーチは心に沁みますね。喜田さんのお人柄がPCに閉じ込められているようで勿体ない気がしました。
・ 喜田さんの人生、非常に人間らしくていいなぁと思いました。同時に木村会長の「自分に勝つ事」というアドバイスが経営者としての器を大きくしていくのだと感じました。合せてビジョンの数値「50歳で4人家族でBS(貯金)2000万円。これを達成すれば60歳で1億円」。自分に置き替えて挑戦していきます。
・ 山あり、谷ありの刺激的な人生を送られていると感じました。呑気な自分にはないような事ばかりで羨ましい半面、逆に喜田さんにないものを自分は持っているのではと思いました。青春時代に取り残したものを、今からでも手に入れられてはどうかなと思いました。僕も頑張ります。



 

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