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2015年10月19日

No.1660 木村塾やってみよう会 10月度例会@

10月13日、大阪市北区の手品家・梅田店にて第72回「木村塾やってみよう会」が開催された。
今回の「我が人生(経営)を語る」は、堺市にある(有)エム・カンパニー代表取締役の松木克浩さん(45)。
一昨年12月の発表に続く再登板。
「夢は叶う」と題したパワーポイント資料をつくって、発表に臨まれた。

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「子どもの頃から、貰った小遣いを使うよりも貯めるのが好きでした」。
経営者の「才能」の片鱗を伺わせる、そんな楽しいエピソードで始まった「エム・カンパニー
ヒストリー。
松木さんが「社長になる」と目標設定したのは高校時代という。
きっかけをくれたのはアルバイト先のマスター。
「社長になればお金持ちになれる」と、その存在に憧れを抱いた。

卒業後、運送会社を皮切りに転職を繰り返していた松木さんにチャンスが訪れる。
「代行運転で食肉の輸送をしてみないか」と、お父さんの知り合いから声がかかった。
資金も経験もないが、運転免許と元気ならある!
二つ返事で引き受け、友人一人を誘って起業した。
1992年、松本さん21歳。文字通り「ゼロからの挑戦」だった。

大手食品会社の代行納品業からスタートした事業は、紆余曲折を経て運送業へと移行。
それに伴って売上も車両台数も増え、会社の事業規模が大きくなった。
と同時に社長業も「悪の道へ」。遊び方も豪華になり資金繰りが苦しくなった。人も付いてこない。

「自分がなりかったのはこんな経営者だろうか」と自問自答する日々。
経営や生き方を見直すきっかけとなったのは、日創研の研修だ。
「学びは必然でした」。持ち前の「素直パワー」で、さまざまな気づきを得て、
「物流を通じて社員・お客様に幸せを届ける」という大きな理念に到達した。

その後もいろんな試練が降りかかった。
最大の事件が、大手チェーンの店舗配送でお客様のレジからお金が消えるというトラブル。
社運をかけて受諾した仕事だったが、結果的にその仕事自体を失うという、
創業以来の大ピンチとなった。
しかし、ある幹部社員の言葉がこの危機的状況を救った。
「社長、僕、このままじゃ悔しいですわ!また、ゼロから頑張りましょう!」
創業メンバーの一人でもあったその社員は2ヶ月後に退職する予定だったが、それも撤回した。
彼は現在、エム・カンパニーの常務取締役になっている。
松木さんは「人財育成という経営者人生で一番大切なものに気付かせてもらった」と話す。

再出発したエム・カンパニーは以前にも増して快進撃を続けた。
大手物流会社の運送の仕事だけでなく、直接荷主の獲得に奔走し、
創業当時からの強みであった畜肉商品に特化した「畜産物流」を構築。
大手物流会社ではマネ出来ない、畜肉商品の小口混載サービスや路線マップを創り上げて
畜産業界から大きな信頼を獲得した。
その結果、運送と畜産の比率が逆転。現在では後者の売上が全体の70%を超えている。
さらに、畜肉業界の繋がりを活かしてお客様同士の商品のマッチングサービスを行う
「エム・カン牧場」を展開した。

今後のビジョンとして、一人で出来る焼肉チェーン「エム・カン俺の一人焼肉」、
自社ブランド牛の飼育販売を目的とした牧場経営「エム・カンファーム」、
セントラルキッチン機能を持った3つの「エム・カン物流センター」のほか、
海外展開や牛のテーマパーク「エム・カン横丁」の開業など、夢は無限に広がる。

前回のセミナーで松木さんは「30期に自己資本3億円」「創業メンバー3名の年収を1000万円に」
という、数字入りのビッグビジョンを皆の前で公言したが、
2年後のいま、第23期のBS (バランスシート)は、この目標に向かって着実に推移している。
さらに今回、40期(松木さん63歳)と50期(73歳)の壮大なビジョンも公言した。

「エム・カンパニーのミッションは社員さんが自分たちの子どもを働かせたいと思える
職場を創ること」と話す松木さん。
これは従業員や家族が幸せになれるビジョンでもある。

この2年足らずの間にも驚異の成長を遂げた同社。
話の端々に「素直」という言葉が出たが、成長の要因は松木さんの「行動力」と「素直な心」だ。
そして「登る山」を決めたこと。そうすればできる方法が浮かんでくる。

会場には幹部社員や家族の方も来られていたが、松木さんの話を聞いて涙しておられた。
何にも増して強い信頼となり、ビジョンを共有するよい機会になったのではないだろうか。
参加された方々も松木さんの生き様や明るい未来に感動して惜しみない拍手を贈った。
次回は10倍ぐらいの人たちに聞いていただきたいものだ。

震えるほどすばらしい発表だった。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ 「素直」ということが、松木さんの一番のキーワードだと思います。それは「認める心」それをいち早く持てるかが勝負だということ。一人でも多くの方に、松木さんのお話を聞いて欲しいと思いました。
・ 松木さんの溢れんばかりの情熱と素晴らしい人柄が伝わってきました。私も今年、会社を法人化しますが、パワーをもらいました。
・ 大変勉強になりました。夢を具体的に考えた事がなかったので10年後、20年後のすばらしい自分を想像して実現したいと思いました。
・ 社員さんの家族までが共感できる発表に感動しました。それと同時に、当社のビジョンに欠けている所に気付かせてもらいました。感謝!
・ 松木さんの「素直が一番」という言葉が胸に刺さりました。物流を通じて社員、お客様に幸せを届ける。社員さんの子どもが働きたくなる職場を創る。幹部だけでなくドライバーさんの働けるステージの確保。終身雇用の実現。独立のチャンス。家族を大切にできる・・・感動しました。
・ ピンチや変化をチャンスにする能力、努力。資金を調達する人柄、人間力に優れた方だと思った。人財育成が会社を成長させていくことを学んだ。
・ 社員として十数年を振り返りながら社長の話を聞きました。色々な事に立ち向かいながら常に前向きに取り組んでおられる姿を思い出して自分もさらに頑張るぞ、という力が湧いてきました。
・ 21歳で起業されたと聞いて、私も早く行動に移そうと思いました。私も会社を持ったら松木さんのように社員さんを大切にする経営者になります!
・ 家族の一員として今日の話を聞き、すごく幸せに感じました。私も夢を叶えるために、夢やビジョンを笑顔で語ります。
・ ワクワクしながら話に引き込まれました。仲間をつくる素晴らしさに気付かせていただきました。松木さんのような会社をつくることをビジョンに加えます。
・ 夢は大きく! 公言する! 起業して6年目。私もどんどん大きなビジョンを抱いて人前で話します。
・ Company=仲間を大切に。社員一人ひとりが自慢できる、誇れる会社。ビジョンが明確⇒社員の笑顔⇒成長。この流れが出来ていると思いました。



 

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