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2015年11月02日

No.1665 木村塾やってみよう会 10月度例会A

10月27日、大阪市北区の手品家・梅田店にて第73回「木村塾やってみよう会」が開催された。
今回の「我が人生(経営)を語る」は、J-DREAM代表取締役の木山修助さん(44)。
大阪でパチンコ店を手掛ける傍ら、業界活性化に向けたイベント「ぱちんこ情熱リーグ」
の初代理事長を務めるほか、アジア諸国の新興国とのパイプ役を担う会社も展開する。
今回「依存型から自立型へ」というテーマを掲げて発表に挑んだ。

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木山さんは在日コリアン3世。女1人、男3人の兄弟の次男坊として大阪市西淀川区に生まれた。
当時一家が住んでいた「中島」の一帯は、建築労働者が集まる「飯場」と呼ばれた町で、
私が大阪に上って初めて働いた場所でもある。
周囲から「おやっさん」と慕われたお父さんは、木山さんが10歳の頃にパチンコ店を開業。
経済的に恵まれた暮らしの中で「自分は依存型だった」と分析する。
小学校の卒業文集に「大きくなったらお父さんのベンツを貰い・・・」などと書いていた。
その反面、在日コリアンとして幼い頃から「強くなければならない」という意識を抱き続けた。

学校の成績はよかった。中学時代は5教科の平均が450点を下回る事はなかった。
知能指数はなんと150!
「それで少し間違った優越感に浸ってしまって」
高校受験では志望校に通らず、地元の公立高校に進んだ。
その高校ではアメフト部で活躍。3年生の時には私立の強豪校に勝利するという体験も。

また、高校時代には家業のパチンコ店でホールスタッフのアルバイトを開始した。
「店に3億円の借金がある」と知ったのもこの頃だ。卒業後もそのまま店で働いた。
そして22歳の時に機器の仕入れ先でもあるパチンコメーカーに入社。
配属されたのは営業ではなく部品部。
「パチンコ業界の裏側が見える特殊な部所」だった。そのおかげで業界に精通した。

再び家業に戻った木山さんは店を法人化。業績は右肩上がりに伸びた。
店は地域トップ店になり、そして結婚。
「帝国ホテルで総額2,000万円のド派手な披露宴を挙げました。新婚当初から家庭は
そっちのけで仕事、仕事。夜は外食。なにが悪い。という感じで。天狗になっていたんです」。

結婚生活はうまくいかず、結局2年で離婚。うつ状態になり仕事ができなくなった
「人生で一番辛い時期でした。でも、兄弟や、周りの人達が助けてくれて・・・。
やはり、産んでくれたお母ちゃんには一生かなわないなあと」。

「もう一回やり直そう」と思い始めた時期に出会ったのが、「地元の神社」だった。
「いつもおばあさんが1人で境内を掃除していたんです。その神社が夢に出てきて。
それで翌日から私も毎日掃除の手伝いを始めました。最初はいろいろ言われましたが、
1年間やり続けたら次第に仲間が増えて、最終的には神社をもっときれいにしようと、
改修工事するお金まで集まりました」。
自信は行動からしか生まれない。そう気付いた出来事でもあった。

気持ちが前向きになると、出会いも良くなる。
兄貴のような同業の経営者仲間から人財育成やマーケティングを学んだ。
下降気味といわれる業界の中、借入金も完済し新店舗オープンへと漕ぎつけた。
今年6月にはアミューズメント業の他、カンボジアなど新興国から技能実習生の受入をする会社
「アジアの力」を設立。新たなチャレンジが始まった。

「依存型の自分でもいいじゃないかと、みんなの前で言える、自己承認できるようになりました」
と話す木山さん。
「自分の夢を諦めない」「仲間の夢を応援する」が木山さんのモットーだ。

経営は言葉と数字。
「経営理念でもある『ありがとうの心と心で人と人をつなぐ未来の情熱』の精神で、
まずは大阪一の会社に」。
「ありたい会社像」を語ると同時に
「15年後の2030年、本業のアミューズメント業で自己資本比率を5倍に。
新規事業では自己資本比率を現在の100倍にします」と、BSビジョンもしっかりと公言した。

木山さんのお父さんと私は同世代で、出身地の「中島」は私が初めて起業した場所でもあり、
非常に懐かしい想いで聞かせていただいた。
また、幼い頃からの木山さんを見てきたが、乗り越えてきた挫折や苦悩に加えて
自ら高い壁に挑み、学び続ける姿勢に感銘を受けた。
15年後の2030年ビジョン。木山さんなら必ずやり遂げるだろう。
何度も何度も公言してほしい。公言すれば、できる方法が見えてくる。
今回も参加された方一人ひとりの心に突き刺さる、すばらしい発表だった。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ 自分自身が大好き!! だからこそ、関わる人たちを大好きになれる!! 行動こそ真実の木山修助。夢をかなえてください。
・ 大変感動しました。「人間だもの」」という映画を思い出しました。
・ スパークスの一員として一緒に夢に向かっていきたいと感じました。
・ 木山さんのことを知ったつもりでいましたが、ルーツを知ることができて、もっと学ばなきゃ! もっと感謝しなきゃ! もっと仲間を大切にしなきゃ! と感じました。実践します。
・ 人間視に溢れ、温かさに満ちた木山さん。多くの人に可愛がられて育つ韓国人家庭の環境の良さを感じた。
・ 依存型から自立型へ。チャレンジ。ハングリー。自分の夢を諦めない。自己資本の高い会社は商品になる。経営力より資産運用力。木山さんの「強さ」を強烈に感じた。
・ 活躍されている経営者も皆、自分と同じように母親から生まれ、成功と失敗を味わいながら今に至るのだと勇気をいただきました。
・ 同じ町で生まれ、育った者として応援したいと思って参加しましたが反対に元気をもらいました。
・ 神社の掃除の話で、本気でやれば回りが動く。なるほどと思いました。
・ 大きな夢を抱いてエネルギッシュで男らしくてカッコいい。私も今、できることをしっかりやっていこうと決心しました。
・ 一歩前に踏み出す勇気。先見の明。チャレンジ精神。この3点をミックスできる人間が成功するのだと気付き、勇気をもらいました。



 

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