« No.1671 名古屋木村塾 第14回セミナー開催 | HOME | No.1673 福岡木村塾 第13回セミナー開催 »

2015年11月17日

No.1672 木村塾やってみよう会 11月度例会@

11月10日、大阪市北区の手品家・梅田店にて第74回「木村塾やってみよう会」が開催された。
今回の「我が人生(経営)を語る」は、この会場でもあるマジックバー手品家を展開する
マジックポット副社長&CCO(chief operations officer)の征矢(せいや)竜太郎さん(30歳)。
自身も舞台に立つマジシャン。
インディーズゲームサークル『ヨツツジエコー』を率いてゲーム・クリエイターの顔も持つ。

IMG_2276.jpg%90%AA%96%EE%82%B3%82%F11.jpg IMG_2281.jpg%90%AA%96%EE%82%B3%82%F12.jpg

冒頭「この発表を一番聴いて欲しいのは自分自身。不安に押しつぶされそうになった時期も
ありましたが、ありのままでいいんだ、と。今は毎日が楽しくて仕方がない」と話す征矢さん。
発表に当たって「すべての人生をおもしろく」という人生のテーマを掲げた。

1985年東京生まれ。実家は曾祖父の代から続く自動車の修理工場。
「起業家の血が流れているんです」と胸を張る。
幼年期から絵を描くのが大好きだった。
「その絵を両親がいつも誉めてくれました。すごい、すごい上手だと」。
これが征矢さんの原点だ。
物心がつくとゲームに熱中した。成績もよく自作のゲームも創る。学校では注目を集めた。
一方、内向的で人見知り。新しい友達を作るのは苦手で、人前に立つのが嫌い。
すぐに赤面するのでからかわれた。体が弱いこともコンプレックスになった。

中学受験をして中高一貫の早稲田実業へ。
この学校を選んだ理由が「面接がなかったこと」というのが面白い。
絵を描いてゲームを創る生活は変わらなかった。
しかし、できる生徒ばかりの中で成績は撃沈。体育の成績も悲惨なものだった。
そんな中で「体を動かさなくても仕切りとか司会で活躍できる」と応援団に入った。
が、入ってみるとハードなトレーニングの毎日。
「格好だけはヤンキーなのに態度は品行方正」。会場からどっと笑いが巻き起こる。
高校では成績は盛り返したものの、体の弱さは克服できないままだった。
卒業時、成績優秀者ベスト10に入ったが、体育が赤点ギリギリで表彰の対象から外された。

そのまま早稲田大学に入学。
新入生勧誘でマジック部のパフォーマンスを見て感動し、その場で入部。どっぷりはまった。
「マジックができるとモテるでしょ?と聞かれるけど、実際にびっくりするほどモテるんです(笑)」。
人前で演じる応援団の経験が役立ったが、生来の恥ずかしがりの内面は変わらない。
「台本があれば滞りなく進行できるのに、台本なしだとできない。アドリブに弱いんです」。
それが今も続いている。

卒業後はプロ・マジシャンに。そんな考えもよぎったが、とても食べていけないだろう。
入社したリクルートは起業家マインドの高い会社で、
一つのことができると一歩上の仕事を与えてくれる。征矢さんもいろんなことに挑戦した。
そして、何をやっても一通りできた。ただ、一人でやってしまう。
しかもいつも二番手。一番にはなれないコンプレックスから抜けきれなかった。
「器用貧乏」に悩んだ。孤独を感じることも多く、ストレスで不眠や過呼吸になった。

しかし、6年9カ月のリクルートでの体験は、「今思えば何ものにも代えがたい」という。
この間に、仲間とゲーム会社を立ち上げ、生涯の伴侶を得て可愛い子どもにも恵まれた。

「超絶プラス思考」の前田社長に出会ったのはフェイス・ブックがきっかけだ。
「ビジョンも、価値観もこんなにも自分と同じ人がいるのかと驚いた」。
マジシャンで食べられる社会を創る! 出会ってみると眠っていた情熱に火が付いた。
マジックポットでは仕組みづくり、事業運営と執行、新規事業まで何でもこなす「便利屋」だ。

「おもしろいことにオールインする。マジックポットのCOOとして仕組化・戦略のプロに。
そして、マジックポットの自己資本を15億円、
ヨツツジエージェンシーを法人化して自己資本1億円、家庭の総資産1億円にします」。
会社のビジョンに自身の夢を乗せて、ビジョンを語る。
「器用貧乏で専門家でないなら万能家になればいい。
一番じゃないなら世界一の二番手になればいい」。
                       ◆
「すべての人生をおもしろく」。このテーマは、そのまま征矢さんの人生ビジョンだ。
私はどうしたらメシが食えるかと、そればかり考えてきたが、75歳になって振り返ると、
自分の人生は何と面白いものだったかと思う。これは究極のビジョンだ。

アドリブが苦手な征矢さんは発表に当たって台本を用意したという。
「本当は怖くて仕方がなかった。今回も台本をつくったんです。でも昨日見直したら
何か足りない。コンプレックスや自分の弱い部分を何も書いていない。思い切って
書き加えました。こんなこと人前で話すのは初めてです・・・」
声を詰まらせながら本心を吐露する征矢さん。

感想でも、シャープで明朗快活な征矢さんの内面に触れて驚いたという人が多かった。
真剣に自分と向き合い、包み隠さず話した時に人は心を打たれたるものだ。
この中にこそ、征矢さんの宝物がある。

明確なビジョンと情熱があれば人は付いてくる。
公私それぞれのビジョンに数字を入れて力強く語る征矢さんの言葉には、それがある。
私は世の中へのお返しの一つとして我が故郷の益田をマジックで町おこしをしようという
活動を始めているが、前田社長と征矢さんには、そのお手伝いをしていただいている。

人生はますますおもしろくなりそうだ。

IMG_2264%20-%20%83R%83s%81%5B.jpg%90%AA%96%EE%82%B3%82%F13.jpg IMG_2322.jpg%90%AA%96%EE%82%B3%82%F15.jpg IMG_2303.jpg%90%AA%96%EE%82%B3%82%F14.jpg

☆いただいたアンケートより抜粋

・ 「すべての人生をおもしろく」。ご両親が絵を褒めたことが自信につながった。専門家ではなく万能家。暗がりの自分も好きになる! 素晴らしい話でした。
・ 「世界一の二番手! 」これは金メダルです。過去の大変だった事が今の自分の成功にとても影響している。だから過去を大切にしたい。そして今後の辛いことも一つひとつ大切にしていきたい。
・ 自分のコンプレックスを受け入れて好きになる。それが今の自分、過去の自分を受け入れ未来の自分へと向上していくんだと感じました。起業する上での仲間、パートナーと出会いたいと思いました。
・ 表が強い分、暗闇も深い。専門家ではなく万能家。何でも屋の副社長。本当に素晴らしかった。来てよかった。
・ 自分の弱いと感じている部分を個性と受け取り、強みに変えていく姿勢に感銘を受け、僕もそうしようと決意しました。最後に見せた涙に自分ももらい泣きしそうになりました。
・ 自分のマイナスをプラスにすることがビジョンの真髄? 負を負と思わない生き方ができるといいですね。
・ 聡明で頭が良くて明るくて・・・。その半面のギャップに悩んでおられるとは思いませんでした。全ての人生をおもしろく。そのビジョン、最高です。私もおもしろい人生を歩んでいきたい。
・ 「専門家より万能か」。この言葉いただきます。
・ 自分のコンプレックスを受け入れるというお話が私へのアドバイスになりました。
・ 受け入れていない、認めていないのは結局自分自身なのだと感じました。10年後をすばらしい人生にする、きっかけができました。
・ まるで自分の人生を振り返っているようにも思いました。人生の先輩に出会えたと思いました。
・ 冒頭の言葉「自分に一番効いてほしい」の通り、恥やコンプレックスを1滴残らず出し切ったよいスピーチでした。人の話を聞いて感謝の気持ちが湧きました。
・ 全ての人生をおもしろく。もっとおもしろく。まだやれる。まだ途中・・・表と裏の視点がすごくおもしろく、このままゲームのキャラクターのバックストーリーななるぐらいの厚さでした。後の大口は完璧でした!
・ 世界一の二番手!! やり通してください。
・ 自分の中の陰と陽を上手く融合させて強い自分をつくって行かれる所が素晴らしかった。
・ 自分と共通点が多くてビックリしました。今日の話を聞いて「人生を楽しんでいいんだよ」と自分に言い聞かせるきっかけをいただきました。
・ 「逆境は人の器を創る。立ちはだかる壁の高さがその人の器」。木村会長はいつもそう言われますが、「コンプレックスや弱さが人の魅力を創る」のだと思いました。
・ 征矢さん、かっこいいです! 感動しました。完全にモチベーションが上がりました。これからもたくさん学ばせてください。



 

Copyright (C) 2015 KimuraKatsuo.com committee. All Rights Reserved / Powered by Genius Web