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2016年02月04日

No.1693 木村塾やってみよう会1月度例会A

1月26日、大阪市北区の手品家・梅田店にて第79回「木村塾やってみよう会」が開催された。
本年最初の「我が人生を語る」は、「株式会社ふぁいんふぁいん」代表取締役の中筋能資さん。
神戸市灘区で業務用食料品や食品加工、青果物の卸等を手掛ける。

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昭和37年8月、兵庫県高砂市のサラリーマン家庭に生まれた。
「母親も働いていたので不自由もないけど裕福な家庭ではありませんでした。
しかし、両親とも経済的な事情などで大学に行けなかったこともあって
私に求める基準は高かった」と振り返る。

子ども時代は大阪で暮らす。
八尾市にある公立小学校に入学。
3年生の時に茨木市に転居し私立中学受験を目指した。
しかし、合格は叶わず市内の公立中学校に通った。
そこで経験した、けんか、いじめ・・・。
さまざまな苦痛を体験する中で気づいたのは、「何としてでも勝ったらいい」ということ。
身体が小さかったのでいつも武器を携帯して、どんどん悪くなっていった。

高校入試も第一志望校の受験に失敗。
進学した北陽高校でも喝挙げやいじめなど辛い思いをした。
そんな学校生活を過ごし「金と女性のことしか考えない人間になっていました。
いまに思えば決してまともではなかった」と省みる。

高校卒業後に就職。「できるだけ条件の良い会社」に転職を重ねた。
私生活では20歳で結婚。しかし、24歳の時に別の女性の出現が原因で別れた。
30歳で再婚。資産家だった奥さんの父親からアメリカへ留学のチャンスをもらい
渡米したが、結婚生活は長続きはせず1年でピリオドを打つことに。
その間10年付き合った女性とも離別した。
一方、ビジネスではアメリカのブランド品の輸出販売で「結構裕福な暮らし」をした。

35歳で帰国。日本はリーマンショックで冷え込んでいた。
就職先がなく深夜のアルバイトやガス工場で働いた。
やっとの思いで入社できた会社もブラック企業。しかし、5年間そこで働いた。
その間、アメリカで暮らした女性との間に子どもができたことや宗教との出会いなど、
人生観を変えるようなさまざまな転機があった。

今の仕事ともつながる野菜販売の商社へ転職したのは42歳の時だった。
その後、大手の会社に引っ張ってもらうことができ、多い時は月60万円の給料をもらった。「でも、また鼻高々な傲慢な性格になって」と苦笑する。

46歳で「株式会社ふぁいんふぁいん」を設立。
恩人との出会い、日本創造研究所での学び、子どもが自社へ入社するなど、経営者として成長の場を与えられていく中、責任感の重さを実感した。
赤字続きの経営から4年目でようやく黒字にすることができた。

しかし、前年度の7期は「人生終わったと思えるほどの大赤字」をたたいてしまった。
中筋さんが木村塾に来られたのは、この頃だ。
私の生い立ちをyou tubeで見たのを機に、セミナーに参加して衝撃を受けたという。
「好きなように生きて来て、うまくいったら自分に人徳があると思っていましたが、
そうではなかった。相手の方に人徳があったんです」。
「学び続けること。謙虚に生きること。まともに生きることを決めた今、
多くの人が支えてくれていたこと、今も支えられていることことに気付きました。
恩人の斎藤さんを始め自分を見捨てないでいてくれる人、与えてくれる人がいます」。
そう気付いたとき、仕事も回ってくるようになったという。

自らの人生と真摯に向き合い、辛いこともしまっておきたいことも包み隠さず語った中筋さん。
人間臭くいプレゼンテーションに大きな拍手が寄せられた。
しかし、私から見ると一つ気になることがある。
未来の設計図に、数字を入れたビジネスビジョンがないことだ。
私のそんな感想を受けて、53歳の中筋さんはきっぱり公言した。

「12年後の20期、資本金を5,000万円にします! 」。

数字を入れることで覚悟の度合いが変わるはずだ。
達成できたときには想像以上の人生が待っている。
今日の感動とこの宣言を心に刻んで未来に向かってほしい。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ 「好きなように生きてきて、うまくいったら自分に人徳があると思っていた。しかし、その相手の方に人徳があったことに気付いた」など中筋さんの素直さ、気付きが良かった。今日が記念すべき日になるといいですね。
・ まともに生きること、真っ直ぐに捉えることを感じ、パワーをいただきました。
・ とても人間臭くていい話でした。感動しました。失敗をし続けている人間は磨かれているので輝いていました。これからもいっぱい失敗して経験してください。成功しなくても成長したら充分だと思います。
・ 自分と同世代の中筋さん。今までの人生を後悔されてないなって感じました。私の残りの人生、少し弾けてみようかなと思います。
・ すごくガッツがあって凄い方だと思いました。
・ 中筋さんの「まともに生きたい」という想いが伝わりました。また、その「まともに生きる」とは何なのか。数字を持って表すこと、ビジョンを持つことの大切さを勉強させていただきました。
・ 稼ぐ力とビジョンを発表された時の不安そうな表情のギャップに人間味を感じました。ビジョンを公言し続けて必ず達成したてください。
・ 他人と比較することを止めて自分がやるべき事をやり続ければ、人は変わることができると実感しました。
・ とても正直に人生を大っぴらに語られて好感が持てました。理解しながらも実行できないという葛藤。おそらく私にも似たようなところがあるのだと。ビジョンを公言して「まっとうな人生」になったと言っていただきたいです。そうすれば他の人も勇気がもらえると思います
・ 山あり谷あり。自分とは間逆で憧れるような人生です。今に満足せず、しっかりと明日を見つめている姿はすごいと思いました。



 

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