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2016年03月02日

No.1702 木村塾やってみよう会2月度例会A

2月23日、大阪市北区の手品家・梅田店にて第81回「木村塾やってみよう会」が開催された。
今回の「わが人生を語る」はオフィスライジング株式会社社長の朝日里佳さん。
ブライダルイベントやCM、テレビ、ラジオ番組の司会業のほかプロデュース業や講師業も手がける。
「RIKA(リカ)」の名でレストランやラウンジで歌うシンガーでも。

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冒頭、スクリーンに写し出された家族のアルバム。
そこには両親の結婚写真や愛くるしい赤ちゃんの写真が・・・。
1975年大阪府摂津市に3人兄弟の末っ子長女として生まれた。
「幸せな赤ちゃんでした。でも、幸せは10歳まで。両親が離婚し
父子家庭になった家で私は365日台所に立つ生活が始まりました」

名のごとく、明るく爽やかなエネルギーに満ち溢れている朝日さんだが、
その人生は波乱万丈だ。

「虐待」だった。
学校から帰るや否や服を着替え、買い物に行って炊事に明け暮れる日々。
それをしなければお父さんの拳が飛んだ。
「血まみれになったこともあります。内蔵と脳が壊れなかったことが救いでした」。
怒りと不安にさいなまれる日々。気晴らしは歌だった。
ラジカセから聞こえる中森明菜の歌に合せて歌うと少しだけ心が晴れた。

「とにかく家を出て自活したい」。
高校卒業後、その一心で選んだ仕事はホステス。
20歳の時に、お父さんがガンに罹り闘病の末に他界した。
死の床で痩せ細ったその姿が脳裏に焼き付いている。
身体的、経済的に開放されたが、怒りやトラウマを引きずって心は自由になれなかった。

「人生の大逆転」は22歳の時。縁あって受けた日創研のセミナーがきっかけだ。
封印していた心と向き合う中でお父さんとの確執が消え、心の刺が抜けた。
「本当は司会業で身を立てたい」と願っている自分に気付くとすぐに準備にかかった。
ボイストレーニングにもなるからと、新幹線の車内販売の仕事で生計を立てながら
司会者養成所に通う。

3年間の下棲みを経て27歳で司会者デビュー。4年後に事務所を設立した。
もちろん順風満帆ではなかったが、
「やればできた」という自信が、何があっても前に進む原動力になった。
2013年には会社設立。プロデュース業や講師業も開始。
「経営者のためのスピーチ力」スクールにも力を入れている。
再び歌にもチャレンジし、シンガーとしてデビューも果たしている。
2014年には本も出版。著書「社長! そのスピーチ・話し方は信頼感を落します」は、
紀伊国屋書店で売上ランキング2位になったこともある。

一方、朝日さんはビジネスと並行して、もう一つ大きな人生のビジョンがある。
「同じように虐待を受けた人の再生を支援したい。虐待の連鎖を断ち切らなければなりません。
私がそうであるように。みんな可能性があるんです」
自らNPO法人虐待問題研究所を立ちあげ、当事者と企業をつなぐ活動を開始している。
活動の輪はどんどん広がっている。

朝日さんの話を聞いて思ったことがある。
それは、「虐待は果たして逆境だろうか」ということだ。
5人兄弟の長兄として生まれた私にとって、父の死は、私に貧乏・困難・苦労という
3人の師を与えてくれた。
それが私を鍛え、強い精神を創り上げた。逆境は人の器。立ち向かっていくことだ。
しかし、親から人権を侵害されるような体験はどうだろう? 

言えることは、人の命を脅かす虐待に対しては、耐えることも我慢することもない。
一刻も早く安全なところに逃げなければならない。
その上で受けてしまった心の傷は必ず修復できるということ。
朝日さんの体験がそのことを証明している。
「父も苦しかった」と気付き、許すことができた朝日さん。
今は「感謝しかない」と語り、心の中でお父さんと会話しているという。

起業家として朝日さんのこれからに期待するのは、数字の実績をつけることだ。
経営は「言葉と数字」。右手に論語、左手にソロバン。
数字は信頼の形。それができれば資金調達がラクになり事業にますます磨きがかかるだろう。
「やればできる」が信条の彼女ならやり遂げるに違いない。期待している。

今回、自ら発表を名乗り出てくれた朝日さん。
「皆さんからフィードバックをいただいて自分の人生を承認され、力をもらいました。
お伝えしてよかった。ぜひ、皆さんもトライして」と結んだ。
さすが司会業に携わる方だけあって時間もぴったり、心に届く力強いスピーチだった。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ 「やればできる」と意識が変わった瞬間から現実が変わるということに気付きました。やはり、決めるのは自分しかない。
・ 多感な頃に受けた辛い経験をバネにされて強さを感じます。素晴らしいと思いました。素敵なお母さんになられると確信します。
・ 「やればできる」の言葉の重みを感じました。生きる強さを感じることができました。
・ 逆境を通じて他の人を手助けしたいという気道が素晴らしいと感じました。私も朝日さんのように自分の経験を社会や他の人たちへ発信し、人の役に立つ人間になりたい。
・ 「やればできる」という言葉が印象に残った。行動し続けることが夢を実現する第一歩だと思った。虐待児支援、頑張ってください。応援します。
・ 私自身、新しい道に踏み出そうと考えていたところなので朝日さんのようにやりたいことをやって笑顔で輝いている姿にとてもエネルギーをもらいました。
・ 壮絶な経験をされたのに明るく前向きな生き方に感動しました。過去のトラウマに対して受け止め方を変える力強さが素晴らしい。
・ 司会業をされているだけあって話し方、まとめ方、強調したいところなどプレゼンテーションのすべてにおいて勉強になりました。人はやればできる。その気になれば変われる。
・ 会長の「経営は論語とソロバン」という言葉が印象に残っている。物事をカタチにしていくためには、理念だけでは不十分だと感じた。
・ 私も朝日さんと同じような経験があり身近に感じました。いずれは女性が笑顔で働いて子どももその姿を見て働く意欲を高めるような会社設立を目指しています。



 

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