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2016年03月28日

No.1707 木村塾やってみよう会3月度例会A

3月22日、大阪市北区の手品家・梅田店にて第83回「木村塾やってみよう会」が開催された。
今回の「わが人生を語る」は大阪でネイリストとして活躍する前田真沙さん。
予防医学のビジネススクールを経てフットケアの資格も取得し、近い将来
「人が集まるカフェ」をつくると共に、環境ビジネスや不動産事業に挑むという。

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「私の人生に一番影響を与え、将来ビジョンにもつながる家族にフォーカスしてお話します」
スクリーンにアルバム写真を映し語り始めた前田さんは1983年鹿児島生まれの大阪育ち。

「記憶の中で両親はいつも不仲でした。原因はお金のことだったり、父の浮気だったり」。
2人姉妹の長女。共働き家庭にあって幼い妹さんの「第2のお母さん」になろうと努めた。
理不尽な行動をとる父親の元から逃れるため
母親に連れられ妹と3人で家出したこともある。
「大切の人をどこかいいところへ連れて行けるような力が欲しい」と願った。

高校卒業後、美容サロンに勤めネイリストに。
動機がユニークだ。
「四角い爪や、もみじみたいな自分の手にコンプレックスがあったのです。
高校時代からネイルを施すうちに、これを仕事にすれば救われるのではないかと」。
しかし、最初に勤めた心斎橋のサロンでは女性オーナーから、
「あなたなんかいなくても同じ」と言われ、それは厳しく指導された。
「死なない程度に事故に合わないかと願う毎日」。
しかし、今に思えばそれが底力になった。

2009年に両親が離婚。「何のために生まれてきたんやろう」と嘆く父親の言葉に胸を痛めた。
可愛がってくれた祖父の死。支え続けてくれた母親のガン罹患。家庭内での金銭トラブル。
絶望の中で、唯一、命をつないでくれた姪子さんの存在に希望の光を見た。

「自分がどうしたいのか」。進むべき道が見え始めたのはメンターとの出会い。
「一人で頑張ろうとしていた人生より仲間がいるチームの人生を選びたい」。
人の輪が広がる中でビジョンを同じくする仲間に恵まれた。

「夢をあきらめない人生を生きる」と決めた。
自らのミッションを「幸せになって、その幸せを隣の人へ広げていくこと。
未来の子どもたちへ幸せを繋ぎたい」と話す。
そして、このミッションを遂行するために
「動物・人・地球・企業の4つWINを目指して500人の仲間をつくりたい。
2020年に人が集えるカフェをスターさせ、同時に不動産事業や水ビジネスにも着手します」
とビジョンを発表した。

経営とは会社経営だけではない。
人生経営もあれば、家庭経営もある。
ちなみに自己資本は、家庭でいえば貯金である。
仮に仕事が無くなったり病気になって無収入になっても、
貯金があれば生活をキープすることができる。
家庭経営に貯金が必要なように、会社経営では自己資本が存続の要となる。

これから会社経営を始めようという前田さんには、
「貯金」という形でビジョンに数字を掲げてもらった。

私の原点は3つある。日本で生まれたということ。
14歳で父が亡くなったこと。そして、私が長男であったということ。
これが私を育てた。
前田さんの原点も、いろいろ問題を抱えた家族関係にあった。
しかし、これが究極「人を幸せにする」という前田さんのビジョを生みだした。

会社経営とは「人・もの・カネ」を活かすこと。
それらを足して3にするのではなく、掛け算にして30にも300にもするのが経営だ。
では、お金を活かすとはどういうことだろう?
「稼ぐ」だけではなく「貯め」て「運用する」ことだ。

資金調達を恐れてはいけない。
具体的にはどうすればいいか。その資金はどこにあるのか。
お金は銀行にある。銀行から調達すればいい。
日本の銀行にはお金が余っている。銀行は貸しを探している。
どこに貸すか。
自己資本を持っている会社に貸す。自己資本は会社の貯金である。
貯める力のある人のところに貸す。
言いかえれば、自己資本は会社の信用力に他ならない。
事業運営に使うために銀行から借りるお金は借金ではない、資金調達だ。

明治時代の偉大な起業家、渋沢栄一は「右手に論語・左手にソロバン」と言ったが
経営とは言葉と数字。
「こうなりたい」というビジョンも、言葉だけでなく、数字で掲げることが重要だ。

ビジョンの一つに不動産事業を掲げる前田さんは
「人が集まるカフェ」や「地球環境を守る」というビジョン実現のために
この不動産事投資業で資金調達したいと語る。

お金と人を集めることができる人は起業家としての資質は充分だ。
何より前田さんは皆の前で「2020年のありたい姿」を言葉と数字で公言した。
このことがビジョン実現の最高のエンジンになるだろう。
登る山が決まれば、登る方法を考える。
皆の前で公言したのだからもう逃げられない。そうすれば戦略が見えてくる。

最後に大好きだというマザーテレサの言葉を紹介した。
「思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから」

参加者からのフィードバックに対して何度も「感謝」を口にした前田さん。
「自分自身の存在価値を感じない私でしたが、勇気を出して発表して本当によかった。
言ってみないとわからない。こんなに共感や共通点を上げてもらえてありがたかった。
これからも想いを発信してたくさんの人様と熱くて深い人間関係をつくっていきたい」。

10年後の前田さんに期待したい。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ 前田さんの「家族みんなが幸福で健康」「大切な人たちをどこかいいところへ連れていけるような力がほしい」という幼少の夢が根幹となり、将来の前向きなビジョン、「動物・人・地球・企業の4つのWIN」、2025年人口の2/3が水不足となる中での取り組み姿勢が素晴らしいと思いました。「地球の声を聞く、地球との共存、ALL-WIN」の思考がビッグで凄いと思います。
・ 感謝をカタチにするためにお金を稼いでお世話になった型へ恩返し。期限を設定しないとアイデアも浮かばないし行動もできないと思いました。私も願望を明確にして期限も決め数字に変えていきます。
・ 幼少の頃からのご両親の問題やご自身のコンプレックスを糧にしてとても前向きな方だと感じました。プレゼン中とても観賞豊かで、聞いていて楽しかった。
・ 自分と同じ家庭環境、境遇だったので非常に共感しました。
・ 2020年、不動産開始! ぜひ宅地建物取引士の免許を取って知識をつけてぜひ成功してください。
・ 33歳の女性が「地球とつながっていく」という言葉を吐かれ、「どのように」という問いに、どういう会社とどうつながっていくかを説明された。勇気がある。視野を広げ、多くとつながることで成長されるでしょう。
・ 人の人生を聞くことで、自らの学びにつながった。とても良いと思いました。辛い苦しいと思う人生も、その人にとって必要な出来事だったのだと思います。その経験を色んな人にシェアしてほしいと思いました。



 

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