« 2016年04月 | HOME | 2016年06月 »

2016年05月28日

No.1720 木村塾やってみよう会5月度例会A

5月24日、大阪市北区の手品家・梅田店にて第86回「木村塾やってみよう会」が開催された。
今回の発表者は関西を中心にコメディー大道芸人でマジシャンとして活動する
“大ドジ芸人”「あざーずのず」こと野末隼(しゅん)さん。

「マジシャンだというと器用なんですね、と言われますが目茶目茶、不器用なんです。
でも、不器用だからこそ努力を重ねる。何度も何度もできるまでやり続ける。
不器用であることは才能です」。
「大ドジ芸人」のキャッチフレーズには、そんな生き方に対する誇りが隠されている。
今回も「不器用だからこそ人生」というテーマでお話された。

IMG_3669.JPG%96%EC%96%96%82%B3%82%F111.jpg FullSizeRender.jpg%96%EC%96%96%82%B3%82%F1444.jpg

1987年静岡県浜松市で印刷業を営む家に生まれた。3人兄弟の末っ子。
兄たちの間を取り持ち、空気を汲む。そんな繊細な少年だった。
小学校の時にお祖父さんからマジックの手ほどきを受けた。
人前で演じると受けた。
「人が喜こんでくれることがうれしい」。それが今の仕事の原点になっている。

しかし、中学校では映画のワン・シーンを演じてみたりしたがあまり受けなかった。
高校時代はアーチェリー部に入り心技体を磨く傍ら、お笑いにハマり
せっせとお笑い芸人のマネをして教室の人気者になった。

子ども好きで保育士を目指して愛知県の日本福祉大学に進学。
大道芸のクラブに入部し、しばしば福祉施設などを慰問。
2年になると「恋とバイトに明け暮れ」、バイト代を貯めて福祉先進国スウェーデンを訪れた。
ストリートチルドレンの支援活動をするため訪れたフィリピンでは
子どもたちの笑顔に触れ「お金があるから幸せにつながるわけではない」と学んだ。

運命を変えるきっかけとなった1冊の本がある。
公園でたった一人ゴミ拾いを始めた活動が人々の共感を呼び、
全国的なムーブメントを起こした、荒川裕二さんの著書『半ケツとゴミ拾い』という本だ。
卒業前には自身も大学のある美浜町の海岸でゴミ拾い活動を始め、
地域を巻き込んで表彰されるという経験も。これが自信につながった。

卒業後は浜松に戻り、大手の福祉事業団に入社。
しかし「理想と現実のギャップ」に愕然として半年で退社。
「人生は妥協してはいけない。楽しいこと、人を楽しませる仕事をしたい」。
決意した野末さんは、退社の翌日にお笑いのメッカ、大阪へ。
そして向かった先は、運命の書の著者、荒川さんが経営する会社アラカワポーク。

幸いアルバイト採用され、チェーン展開するラーメン店で働く傍ら
荒川さんの鞄持ちをしながら講演先でマジックをしたり、経営を学ばせてもらったりした。
ラーメン店にいたのは1年間。
その後、マジックバーでマジシャン見習いや路上での大道芸で経験を積み
パフォーマーとして独立。

来阪して5年。現在、イベントを中心にショーで生計を立てる。
パフォーマーとしての年収は出演料と「投げ銭」を合わせて約600万円。
「多くの人に助けられてここまで来た。芸を磨くことが人への恩返しになると思っています」。
2018年に「株式会社のずえアートプレイス」を興す予定だ。

「不器用は才能。苦労は財産」。これが野末さんの座右の銘だ。
「弱点は個性、チャームポイントになる」と、弱点を素直に認めたうえで努力を重ね
不可能を可能にする野末さんの姿に誰もが心を打たれた。
「フリーで好きな仕事をしながら、これだけの年収を取れるコツは?」
という客席からの質問に
「好き勝手にするのではなく、常にお客さんのニーズをとらえて応える。
感謝の気持ちを忘れず、当り前のことを当り前にする。それに尽きます」と答えた。

個人事業主の野末さんはビジョンの中で目標額を「収入」という形で設定したが、
それは会社でいえば「売上」だ。
これを「貯金」目標に変えてほしい。

現在28歳の野末さんは2年後に法人化するという。
会社ならば、貯金はバランスシートの「自己資本」だ。
個人の貯金と異なるのは、毎年の利益の中から税金を支払わなければならない。
ちなみに自己資本1,000万円をつくることができると、
金融機関の信用が高まって1億円の資金を引き出せる。
これが実現できれば経営者のステージが1ランク上がり、全く新しい世界が見えてくる。

経営は「右手に論語、左手にソロバン」。
そういったのは明治時代の起業家、渋沢栄一だが、経営には言葉(理念)と数字が欠かせない。
遠回りでも愚直にこつこつとやり続けることが野末さんの才能ならば、
これほど強い武器はない。これからは、数字目標を掲げてチャレンジしてほしい。

成功すれば金が儲かる。
失敗したら経験が儲かる。
どちらも儲かるのだから、やるしかない。
10年後の「のずえアートプレイス」に期待している。

IMG_3679.JPG%96%EC%96%96%82%B3%82%F133.jpg IMG_3657.JPG%96%EC%96%96%82%B3%82%F122.jpg

☆いただいたアンケートより抜粋

・ 「不器用は才能、苦労は財産」。人格、性格は幼少期の体験や環境で決まっていくが、人生は自分の性格ではなく行動によって決まっていくものだと気付いた。勇気を出して行動したことで新しい道が開ける。すべては自分の行動。やるかやらないか。
・ 周りから反対されても、それは「やったことがないから」。「自分はいま証明するためにやり続けている」「自分が証明」と言い切る野末さん。すごく格好いい。
・ 28歳の若さで「当たり前を当たり前にやる」「感謝の気持ちを忘れない」とおっしゃる姿勢に私も初心を忘れずに頑張ろうと思います。
・ 「やってみなわからん、やったことしか残らん」ホンマこの言葉に尽きます。不器用は才能!! 不器用は努力、「努力」なのです。勉強させていただきました。
・ 幼少期からお兄ちゃんたちの仲を取り持ち周囲の人の気を汲み、成長して来られた中で築かれた人柄は素晴らしい。お父さん代り、お母さん代りの人をはじめ皆さんの好意的なお話を聞いて、野末さんのファンがどんどん増えていってると感じました。
・ 同じ芸人としてマジックバーという「箱」があり、お客様が来て下さり演技をする場所があるという幸せを再確認しました。個人事業主から法人になり、会社経営をしていくということに大道芸人という職種の可能性を感じます。
・ 「不器用は才能」という言葉に感銘を受けました。不器用を逆手に取り長所にするという考え方は大きな気付きでした。人格の良さも大きな利点になるということも!
・ まだ28歳! 漫画家になるという夢を持つ我が息子にもお話しを聞かせたかった。
・ 私のサラリーマン生活と全く異なる信念を持った生き様に感心した。頑張れ!
・ 「不器用は才能」に共感できました。僕自身も今までの仕事がすべて苦手、コンプレックスのあることをたまたま選んで生きているので「弱点=個性」という考え方はすごく正しいと思います。
・ 物理的に不可能なことを実現する。それがマジックだ!人生は不可能の連続だ。
・ 今の活動は「芸」への恩返し=「人」への恩返しという言葉が印象に残った。自分が足を踏み入れたカルチャーに対してリスペクトを持ち、その発展のために人生を全うする姿勢で日々を生きたいと思う。

2016年05月27日

No.1719 平成28年度第2回益田木村塾 人生向上セミナー開催

5月17日19時から益田市駅前ビルEAGA3階大ホールで平成28年第2回益田木村塾を開催。
「人生向上セミナー」第2回目は、株式会社マジック・ポット代表取締役・
前田真孝さんをゲストに迎え、ビジョンの力とBS経営についてお話しさせていただいた。

IMG_5525.jpg%89v%93c1.jpg IMG_5521.jpg%89v%93c2.jpg

プロマジシャンでもある前田さんは全国8店舗のマジックバーを展開する経営者。
13名のプロマジシャンを含む社員17名を率いる。
「マジックでは食べられない、というのが常識。だからこそこの業界を変えて、
マジシャンの社会的地位を高める」と熱い理念を掲げる。

前田さんは1980年、高知市生まれ。
マジックの世界に引き込まれたのは9歳の時に観たテレビ番組だった。
録画したビデオを繰り返し再生してトリックを見破り、家族の前で披露したところ
お父さんが驚きを全身で表して絶賛したそうだ。しかも何回やっても!
この成功体験が前田さんの「超絶プラス思考」の土台をつくった。

高知大学時代には奇術部を立ち上げ、マジックの世界大会に出場するなど実績を重ね、
セミプロとして活躍した。
大学卒業後は高校の化学教師になったが、ここでも奇術部を立ち上げて生徒に伝授。
高松市内に小さなマジックバーを開き、昼は教師、夜はマジシャンという生活を送った。

その後、教師を辞めてマジックバーの経営に専念。
店舗を増やしたが経営は順調ではなかった。
33歳の時には5店舗目の三宮店で債務超過に。
「頭にあるのは売上だけ。経営を全く分かっていなかった。でも、この失敗のおかげで
木村会長やBS経営の勉強につながった。ピンチはチャンス」と話す。

「BS経営」を実践して以降の同社の躍進はめざましい。
BS経営は、売上ではなく自己資本を厚くすることで強いBS(バランスシート)をつくり、
会社の屋台骨をしっかり築く経営だ。
BSでビジョンを語り、それを社員と共有すると素晴らしい社員が育った。
一人ひとりが経営センスを持つと、考える社風が生まれる。
BS経営は、社員一人当たりの自己資本を高めるとともに社員のモチベーションを上げ
優秀な社員を育てる人財育成のメソッドでもある。

「マジシャンの社会的地位を上げるために上場し、エンターテイナーの学校を創ります」。
力強く未来を語る前田さん。壮大なビジョンは人を魅了し、人を動かす。

セミナーでは前田さんによるマジックショーも行われ、会場は興奮の渦に包まれた。
次回は8月。
次回のゲストで今回私たちと一緒に益田入りした三上良平さんを紹介させていただいた。

福井県あわら市にあるファーストトレード(株)代表取締役の三上さんは
日本海にある地方都市に居ながらインターネットを使ってグローバルなビジネスに挑み、
資本金100万円の会社をわずか数年で驚異的なBSを持つ優良企業にされた。
「地方だから、資金がないから、知識がないから、経験がないから」
三上さんの話を聞けば、そんな言い訳は通用しないことをお分かりいただけるだろう。

IMG_5461.jpg%89v%93c4.jpg IMG_5481.jpg%89v%93c5.jpg

また、この日午前中には、前田さんが西益田小学校から要請を受けてマジックを公演。
高学年の児童を対象にマジック体験を交えてマジックの素晴らしさを伝えた。
さらに午後は校内にある学童保育所でもマジックショーを披露。
プロマジシャンによるショーは生まれて初めて、という子どもたち。
身を乗り出して魅入るその姿に、見ている私の心臓もドクドクと脈打った。

マジックは自己肯定感を高めるのにとっておきのプログラムだ。
人前でマジックをして成功体験を重ねることで子どもたちは大きな自信を付ける。
マジックに興味を持った子供たちの中から一人でもマジシャンが育ってくれることが
私の願いでもある。

セミナーと連動して前日の23日には島根県芸術文化センター・グラントワで
「益田マジッククラブ」が開催された。
昨年9月の発足から数えてもう7回目。
前田さんらマジシャンの熱い指導で参加メンバーの力量はどんどんレベルアップしている。

現在、益田では「益田木村塾」と「益田マジッククラブ」に加え
3カ月毎に開催している「デザイン思考講座」の3つのプロジェクトが進行している。
いずれも故郷、島根県益田市への恩返しになればと始めた活動だが
果たして「起業家の街、益田」「マジックの街、益田」の誕生なるか。
やってみなわからん。
5年後の益田が楽しみだ。

IMG_5452.jpg%89v%93c3.jpg

2016年05月26日

No.1718 木村塾パワーアップセミナー「自分が大事にしている価値観は?」

5月17日 大阪市北区にある手品家・梅田店で第1080回パワーアップセミナーを開催。
私が益田に出張中のため門浦智さんにレポートをお願いした。

%8E%CA%90%5E%82P1.jpg

初参加の方、1年ぶりの方、久々の方も加わり14名の参加となった。
テーマは「自分が大事にしている価値観は?」

「両親を喜ばせたい」「家族への想い」「人に感謝」
「やりたいことを徹底的にやる」「即断即決」
「変化を起こすこと」「クリエイティブであること」
「笑顔でいること」「論語の仁と礼」「初志貫徹」
「継続は力なり」「ルールを守る」等々。

人の数だけ個性があるように価値観がある。
価値観は様々だが、それがその人の行動のベースになっている、ということが
伺いしれたプレゼンテーションになった。

私自身(木村)は、価値観とは会社経営でいう「理念」であると思っている。
理念とは文字通り理想と信念。
なぜ経営をするのか、使命は何か、といった経営の指針となるものだ。
会社経営だけが経営ではない。経営とは生きる、ということ。
家庭経営もあれば人生経営もある。
ならば、より良い人生を送るためには、自分はこう生きるのだ、という
人生理念をしっかりと固めておきたい。

ちなみに、私の人生理念の一つに、裸で生まれて裸で死んでいきたい、ということがある。
この日本に生まれて十分すぎる人生、幸せすぎる人生を送らせてもらった。
その恩を世の中にお返しするということ。
今はそれに向かって邁進している。

「良い価値観を持てば、良い行動、良い結果が訪れる。
このセミナーや共に学ぶ仲間とともに、価値観を共有して磨き上げていきたい」
パワーアップセミナーの主催者である門浦さんは
こんな言葉でレポートを締めくくってくれた。

%8E%CA%90%5E%82Q2.jpg %8E%CA%90%5E%82R3.jpg

☆いただいたアンケートより抜粋

・ 経験や環境により価値観の違い、その人そり人の言動などもそれによってすごく変わることが分かりました。それぞれの価値観を大切にすることが大事だと気付くことができました。
・ 他の人が大事にしている価値観を聞いて自分自身に落とし込むことかでき参考になりました。人前で自分の価値を語ると、改めて自分はどういう人間なのかを気付くことができました。
・ もっと話ができるだろと高を括っていましたが、思いのほか話がまとまらず皆さんの話に圧倒されました。伝えたいことをはっきりさせてそれに向けて話す努力が必要だと感じました。
・ 時間内に発表する難しさを痛感。浅田先生にフィードバックいただいた言葉で元気になりました。
・ 変化すること!「3日前は暗黒」という位、変わり続ける。変えてみた結果、良い方向に行かなかったとしても、さらに変え続ければ「変える前より絶対に良くなる」。だからとにかく形を変えてみるのだ。
・ 「家族」「感謝」「愛」などといったワードを出す方が多かった。そういうワードがすぐに出るのは素晴らしい。
・ 話すことで精一杯。自分や聴衆の目、我状態はよくわからなかった。意識を向けてやってみよう。「プレゼンはプレゼント」という意識はまだまだ。

2016年05月20日

No.1717 大阪木村塾BS経営セミナー 5月度開催

5月10日 大阪市北区にある手品家梅田店で大阪木村塾BS経営セミナーを開催。
クランプ椛纒\取締役、門浦智さんをゲストにお迎えして
BS経営の極意をお話させていただいた。

木村塾「やってみよう会」と「パワーアップセミナー」の主催者でもある門浦さん。
前任者からバトンを受け継ぐ「やってみよう会」は、現在85回を数える。
同僚と2010年に立ちあげた潟Vンクロンで取締役を務める傍ら、
4年前に木村塾 の前身「KKFC」で宣言された通り、今年1月新たに起業された。

IMG_3500.JPG%96%E5%89Ya.jpg IMG_3532.JPG%96%E5%89Yb.jpg

門浦さんは1976年、兵庫県生まれ。郷里、香住町の観光大使を務める。
生い立ちから始まり、生活費を稼ぐためにアルバイトに明け暮れた学生時代、
米国留学、就職、起業、木村塾との出会いとセミナー主催者に至る秘話を交えて話した。

新会社の「クランプ」は資本金500万円。
留学生に特化した住宅支援などサポート事業を行う。
長年、就職支援の仕事に携わる中で、ニーズがあるのに誰もやりたがらない分野に踏み込んだ。
実績はまだまだこれからだが、「ゼロではあかんやろ。まずはこれで実績を作れ」と
シェアハウス物件を任せてくれたオーナーの出現で快スタートを切っている。

「4年間木村塾で学んで一番得たものは数値目標を持つこと。
言葉だけでは進捗もわからないし成長もない」と、高いBSビジョンを公言した。
挑む山は「5年後45歳で1500万、10年後50歳で5000万円、55歳で1億円」だ。

登る山が決まれば、登る方法が見えてくる。
1年単位のPL(損益計算書)は現在の経営のみに関わる部分最適だが、
会社設立以来の経営状態を示すBS(バランスシート)は、
過去・現在・未来の経営に関わる全体最適だ。

実績がなくても臆することはない。
5.年後、10年後のなりたい姿を自己資本の数字で描いたBSビジョンを武器にすれば
説得力が高まる。
金融機関から絶大な信用が得られること請け合いだ。
「1億の壁」は難しいが、それを超えると競争相手が減ってラクに登れる。

ただ一つ、助言したことがある。
それは一つの業態にこだわらないほうがいいということ。
企業活動の使命は「人・もの・カネ」という経営資源を使って
その何倍もの価値を生み出すことにある。
目標はBSにある。PLはそのための手段。

幸い社名の「クランプ」は、「鎹(かすがい)」とか「つなぎ金具」という意味だというが、
どんな業種にも通用するのがいい。
仕事はアイデアの数だけ、星の数ほどある。
カタチを変え、飯の種をつくるのが起業家。
常識に捉われず、新しいビジネスに挑んで社会を変えて行ってほしい。

「悪いことは何もない、いい人生だなと素直に思います」と言い切る門浦さん。
その言葉は、私自身も全く同感だ。本当に幸せないい人生を歩ませていただいていると思う。
誠実な人柄の所以だろう。門浦さんの話しを聴きたいと駆け付けた方も多かった。
満席の会場で公言したそのビジョンは必ず実現するに違いない。
やったらいい。
やればできる。

IMG_3539.JPG%96%E5%89Yc%20-%20%83R%83s%81%5B.jpg

☆いただいたアンケートより抜粋

・ 門浦さん。一度しかない人生。「自分でつくる逆境」を叶えるため頑張ってください。応援しています。
・ 門浦さんの不器用さが溢れていてとても好きになりました。私も頑張ろうと思います。BS経営を念頭において早く行動に移します。良き刺激をもらいました。
・ 達成できないのは言い訳、手段は何万通りもある。目的達成のために手段を探す。後はやってみるのみ。
・ 門浦さんの「人生は1回」という言葉。会長の「いい人生を送らせていただいた。悪いことが思いつかない」こう思える人生は凄いですね。
・ 「人生1回しかない」という門浦さんの言葉が響きました。やれるかどうかではない、やろうと決める!! 木村勝男イズムの体現者ですね。
・ 会長の言葉「公利公欲」「資金調達と借金は違う」「BSビジョンが手段を生み出す」「1億円の壁が一番難しい」「ステージを変える、ステージを上げる」心に響きました。
・ 「人・もの・カネ」この経営資源をいかに活かすか。あらためて考える良い機会をいただきました。
・ 「人生のステージを上げる」。私も次のステージに向けて頑張ろうと思う。
・ 門浦さんの真っ直ぐな生き方に清々しさを感じました、BSビジョンの公言。ゼロから有を生むこと。すばらしい機会に居合わせて感謝です。
・ PLは部分最適、BSは全体最適。BSで語るビジョンを叶える手段がPLであるということを学びました。
・ 大学生です。内定の会社で働き始めていて、お金をつくる難しさに直面しています。まずは目標を立てること。変化を恐れないことから始めます。
・ 門浦さんのお話で留学生のシェアハウスを運用するということですが、数字以外のビジョンももう少し聴きたかった。
・ 木村塾はやっぱりいい!また来ます。気持ちが高ぶってやる気をいただきます。変化はチャンス!

2016年05月13日

No.1716 横浜木村塾 第14回セミナー開催

5月9日 横浜市開港記念会館で横浜木村塾 第14回セミナーを開催。
昨年の11月以来、ほぼ半年ぶりの開催。

IMG_3542.JPG%89%A1%95l1.JPG IMG_3546.JPG%89%A1%95l4.JPG

セミナー前に座間市で住宅用基礎ユニット鉄筋の製造・販売を行う
H社を訪問させていただいた。

設立19年の同社は国際環境基準に基づく品質管理体制のもと優れた製品を生産して業績を伸ばしている。
社員は40名。先代から事業を引き継ぐA社長は43歳。
決算書を見て驚いたのは18期で厚い自己資本を築いておられることだ。
しかし、これで満足していてはいけない。

BS(バランスシート)は、経営者の通信簿。
そのバロメーターとなるのが自己資本(純資産)だが、単に数字の大きさだけでは計れない。
「社員1人当たりの自己資本がいくらか」
これが肝心だ。

例えば同じ自己資本1億円でも、社員100人なら1人当たり100万円だが、
10人なら1000万円。
どちらが強いかといえば後者に他ならない。
「1人当たり」を武器にすれば、従業員数の少ない小さな会社でも「強い会社」になる。

H社では12年後30期のBSビジョン策定のお手伝いをさせていただいた。
「社員50名で10億円」。これが55歳になったA社長がめざすゴールだ。

わくわくするような大きなBSビジョンは人を引き付ける。
このビジョンを社員と共有することで社員の行動が変わっていく。
BS経営は、人を育てる経営でもある。

セミナーでは、H社の事例も交えてBS経営の極意をお話させていただいた。

BSの自己資本は、自己資本は一年毎につくられるPL(損益計算書)の税引前純利益から
税金を引いた後の「当期純利益(税引後純利益)」を積み上げたものだが、
この「税金川を渡る」というのがネックになって、何年経ってもなかなかストックできない。

従って、強いBSをつくるには「10年後、20年後こんな会社をつくりたい」という
経営者の未来に対する確固たるビジョンが必要だ。
「10年後、20年後、どんなBSをつくりたいか」
それが決まれば、つくる方法が浮かんでくる。
そのためには会社の業態を変えることも、ためらってはいけない。
目標はBSにある。PLは手段。
この発想が新しいビジネスを生み出し、世の中のカタチを変える。

セミナーでは幹部同伴で会場入りされたA社長に
策定したばかりのビジョンを発表していただいた。
幹部を前にして力強く公言されたH社長。
その姿をまっすぐに見つめる幹部社員のKさん。
モチベーションが半端なくアップしたことは、後にいただいたアンケートからもうかがえた。

5年目に突入した横浜木村塾。
会場では毎回新しい参加者をお迎えして、ますます熱気を帯びている。

IMG_3544.JPG%89%A1%95l3.JPG IMG_3543.JPG%89%A1%95l2.JPG

☆いただいたアンケートより抜粋

・ 初めて聴く内容で非常に勉強になったし刺激になった。売上が重要ではなく、純利益が重要だということを念頭に置いて行動しようと思う。壁をつくって乗り越えた時の景色を考えて頑張っていこうと思う。
・ 仕事が趣味の私も60歳。「自分の器や身の丈」を意識し落ち込む日々でした。ところが木村会長のDVDを見て一変! 「私もまだまだやれる」「これからだ」と向上心が湧いてきました。自分の求めるものはまだまたある。勉強したいと思います。
・ 一度切りの人生、もっともっと頑張りたいと思います。
・ 「BSが最初にあって、PLは手段」納得でした。BSビジョン、純資産目標、定量目標のビジョンを掲げて自社の事業展開にも活かしたい。
・ 税金をきちんと払うこと、雇用を創出することが会社の使命であるという言葉を耳にして驚きました。「本業が主、節税が副」。現在の意識はその逆で本末転倒でした。
・ 純利益こそ、本当の利益であり、利益余剰金(自己資本)を増やすこと、雇用の場を増やすことが使命だと感じました。社員を信じて逃げずに立ち向かいます。
・ 勇気が湧いてきました。債務超過は解消されませんが、目標を高くもっと経営をやっていきます。
・ 数字が強い意味を引き込む、という言葉が印象的でした。社員がわくわくするようなBSビジョンを創り上げたいと思います。
・ 逆境を自らつくり打破していく。その姿勢を持ってやっていきたいと思います。
・ 元気が出ました。木村会長の話に加えてA社長の話から人が育つ仕組みが分かりました。
・ 2回目の参加でしたがPL経営とBS経営の違い、BS経営の大切さがよく理解できました。
・ 木村会長のDVDの映像を見て凄いなと思いました。「精神力を鍛える」「やりながら覚える」。心に響きました。
・ 入社1カ月の新入社員です。これからたくさんの壁にぶち当たると思い間が、しっかり向き合って考えて答えを出し成長していきたいと思いました。
・ 会長の「やってみたんか」という言葉を聞くと心にスイッチが入ります。「チャンスは自分の中にある」「自らが変化を起して行く」。勉強になりました。

2016年05月10日

No.1715 木村塾やってみよう会4月度例会A

4月26日、大阪市北区の手品家・梅田店にて第85回「木村塾やってみよう会」が開催された。
今回の発表者は岸和田にある潟Rージツ代表取締役の別府直樹さん。
同社は車や単車、機械など輸出関係の物流サービスで強みを発揮する。
「名前は別府ですが出身は大分ではなく鹿児島。母親の旧姓は白浜です。
今日は源泉かけ流しで熱く語ります」
そんなスピーチで始まった「わが人生」は・・・。

IMG_3272.JPG IMG_3281%20-%20%83R%83s%81%5B.JPG

3人兄弟姉妹の長男。幼い頃は元気でやんちゃな少年だったが、
しばしばカラ回りすることがあり、なかなか友達をつくれなかったという。
色白で背が低く、それをからかわれたこともコンプレックスになった。
うれしい思い出がある。中学生の時。
「『外人』とか『チビ』と呼ばれていた自分に『ペッパー』というあだ名をつけてくれた
友達が現れたんです。自己承認できた瞬間でした」

悲しい思い出は、両親の離婚だ。
「母がある日突然、私たちの前から姿を消したこと。
母を探して新大阪の駅に佇んだ日を忘れません」
以来、親には絶対に頼らないと幼心に誓った。
中学時代からアルバイトに明け暮れたが、
それも「欲しいものがあれば親に頼らず自分で買う」という意志の現れだった。

一方、学校の勉強は苦手だったが、バイト先や地域で学んだことは多かった。
「恩返しするなら、恩送りをしろ」という人生訓もその一つ。
何かにつけて奢ってくれたバイト先の先輩から教わった言葉だった。
友達のお母さんに勧められて、しぶしぶ障がい者支援のボランティアをしたこともある。
今思えば「他者と向き合う、貴重な勉強になった」。

高校卒業後、梅田にある会社に就職した。時はバブル真只中。
「お金もどんどん入ったけど、出て行くお金も半端じゃなかった」。
仕事が明けると夜の街に繰り出した。20歳やそこらで不動産まで購入。
その結果、21歳で500万円の借金をつくることに。
その反省から堅実な会社に転職。今度は家族経営の小さな靴屋だった。
「人生道場」のようなその職場で借金を返しながらコツコツ働き、本もたくさん読んだ。
「ここでは人の縁、時の縁の大切さを学びました。それが人生の糧になっています」。
靴屋には13年間勤めた。その間にご縁があって日創研に入会。
ここで後に別府さんに多大な影響を与えることになる同業者、松木克弘さんとも出会う。

お父さんが創業したコージツに移ったのは2002年、34歳の時。
会社の状況を伯母さんから聞き、長男として放っておけなくなった。
しかし、入ってみると会社は借金まみれ。
親戚や知人、ノンバンクが資金を調達しては自転車操業しているような状況だった。
しかも、経営者である父親が保有している株はゼロ。実権は保証人が握っていた。

「決算書すらない会社でした。社風も最悪で誰も挨拶もしない。経営者も社員も誰も
役割を果たしていない。経営を巡って、先に入社していた弟と殴り合う毎日でした。
私の言う事など誰も聞いてくれない。まさに1対、全従業員との闘いでした」。
ギブアップしなかったのは、会社を取り戻して何とか赤字から脱したい、
マイナスからゼロの状態に戻したいという別府さんの意地。

「人を動かすには人の3倍働くしかない」。そんな日々が続いた。
入社して3年目。日創研での決算発表が大きな転機になった。
「恥ずかしくて誰にも見られたくない決算書でしたが、皆さんから質問を付きつけられて、
自分が分かっていないという事実に気付きました。
私の不安は知識がないからだということが分かったのです。勉強をしないといけない」。

猛勉強を続ける中、引っぱってくれたのがライバルでもある松木さんの存在。
一足先に木村塾で学んだ松木さんから聞いた「自己資本を1億円に」という助言も
「当初は意味も理由も分からないながら大きな目標になった」と話す。
その後、金融機関の担当者を味方に付けた別府さんは、
自己資本を積み上げるべく努力を続け、ついに当初目標の7合目に到達した。
「負債があったかこその学びであり、喜びです。初めて父へ心から『ありがとう』と
言えるようになりました。喜びは活力の源であり、感謝の源です」。

現在15期。「海底からようやく水面に顔を出したような状態です。苦しくて苦しくて
仕方かなかったところから脱して、ようやく呼吸ができようになりました。
しかし、水面に出て見るとさらに大きな苦しみが待っていました。
今までは水面に出るという目標があったのにそれがない。次に行くべき島が見当たらない」と苦笑いする。

しかし、今回、この発表を機に数字を掲げて10年後、25期のBSビジョンを発表した。
「自分では無理だと思うようなビッグビジョンですが、
数字を公表すれば、出来る方法が見えてくる、という会長の話に共鳴しました。
事実、BSビジョンを社内で発表したら幹部がニヤッと笑ったんです。
すると私の頭の中でも、国際貨物の輸送や海外にプラットホームをつくることなど
新しいアイデアが次々と湧いてきています(笑)」。

今回、別府さんは自社の決算書をパワーポイントで開示するだけでなく
コピーを皆に配り具体的な数字を掲げてビジョンを公言した。
高いビジョンに向かう強い覚悟が、伝わってくる。
いくら高尚な夢のあるビジョンでも、
言葉だけでは数字を生まないが、数字は言葉を引張ってくれる。
そして、数字を交えたこの大きなビジョンに人がついてくる。

今までは「与えられた逆境」だったが、これからは「つくる逆境」だ。
逆境や苦労は、その人の器。
深海から死ぬ思いで水面に泳ぎ出て、新たな島に向かって行こうとする
果敢な別府さんの姿に、観客席からも惜しみないエールが送られた。

IMG_3283.JPG IMG_3288.JPG

☆いただいたアンケートより抜粋

・ 別府さんの半端ではない生き方に素晴らしいパワーを感じました。「喜びの裏側に感謝がある」という言葉が印象的でした。
・ 「経営は数字に基づいた分析が必要」ということを改めて気付かされた。
・ 1人対、従業員の闘い。深海から水面に向かって必死で泳いだ別府さん。感動的でした。「なぜ赤字なのか? なぜ黒字なのかを説明できることが大事」という言葉が響きました。
・ 口ではなく背中で語る、とでもいうような、行動量でもって社員の方々が変わったのだと思います。本当に格好いいと感じました。
・ 私も人の3倍働いて人を動かします!
・ 「社風が業績をつくる」を地でやっておられる別府さんらしい発表でした。
・ 「絵に描いた餅」ではないお話に感動し、勇気をもらいました。「なぜ会社をしていのりか」を考えるチャンスがいただけました。
・ 「人の縁、時の縁が人生の糧になっている」「やってきたのは運営、経営せなあかん」「喜びとは活力であり、と感謝の源」等、たくさんの名言をいただきました。
・ 「深海から海面に浮かびあがって、その先の目標は」という表現は、とても分かり易かった。憎んでおられたお父さんに、ありがとうという気持ちが沸き上がってきた時、別府さんは本当に人として感謝することに気付かれたのだと思います。
・ 一つ一つの言葉に過去の苦労が見られ感情移入できるお話でした。
・ 「数字は言葉を引っ張ってくるが、言葉は数字を生まない」「負債は借金ではない。資金調達である」「誠意=言葉、誠実=カタチ」、「ビジョンには数字が付いている。大きなビジョンに人は付いてくる」。会長の言葉が響きました。
・ 「赤字・黒字の理由を説明できるか」。私も見て分かる決算書を目指して頑張ろうと思いました。
・ 「与えられた逆境」を乗り越えた別府さんが、これから「自分でつくった逆境」を乗り越えるところを見せてください。
・ 「深海から出てきたペッパー、次なる行き先は?」というタイトルでレポートを書かせていただきます。お楽しみに!

2016年05月04日

No.1714 2016年4月度 実践目標の進捗報告

GWも後半、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

私はといえば、日本最高峰のリゾートホテルならぬ、最高峰のホスピタル
京都大学医学部付属病院の病棟からこのブログを書いている。
いや、重篤な病気になったわけではないのでどうぞご安心を。
年末に転倒し顔を20針以上縫う怪我をしたが、転倒の原因がはっきりしない状態の中、
家族が心配するので助言に従い、人間ドックを兼ねての検査入院だ。

自分では「高輝高齢者」を目指してスタートした75歳だったが、いかんせん
昨年夏の不整脈に続く体の不調は否めない。
転倒して以来、右腕が上がらないのでスポーツジムでのトレーニングを控え、
階段昇降に励んだが、今度は右足首が痛くなって歩きにくい。
今回はそれらの原因も分かるかもしれない。

さあ、どんな検査結果が出るか?
問題なしなら万歳。原因が見つかって治療につながれば大万歳だ。
しかし、言えることは永遠に生き続けることはできないということ。
これは間違いない。

人生経営を含めて、経営とは変化対応。
そして変化はチャンス!
そう、お伝えしてきたが、
これから我が身に降りかかる変化は、かつて経験したことがないような手強い変化になりそうだ。
この変化に対していかに対処するか?
それが「高輝高齢者」たる生き様につながるのかもしれない。

幸い、京大病院に入院してあらためて感じたのは、
このように高度な医療を享受できる日本という国に生まれた幸せ。
今までかかった病院も十分素晴らしかったが、
今回見るもの、聞くこと、体験することは新しい発見ばかりだ。

じっくり腰を据えて初体験を楽しもう。

IMG_5379.JPG%8B%9E%91%E5%95a%89%40.JPG

☆では、私の4月度実践報告を

・減量、減塩、断酒
・万歩計175万/500万歩
・ヘルスケア、フロア階 5639/10000階(目標上方修正)
・登山8/20回

・読書33/30冊
・英会話20/50回
・写経4256/4500枚(累計)
・大阪木村塾受講生 485/1800名
・益田市活性化への
「第一回マジックフェスティバル」
「デザイン思考講座」開講

 

Copyright (C) 2016 KimuraKatsuo.com committee. All Rights Reserved / Powered by Genius Web