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2016年09月06日

No.1739 木村塾やってみよう会8月度例会A

8月30日、大阪市北区の手品家梅田店にて第92回「木村塾やってみよう会」が開催された。
今回の「我が人生を語る」は、高級ブランド腕時計のネット販売で業界トップに立つ
潟uルーク代表取締役の青松敬介さん。2年ぶりの再登板だ。
今年、「ランドマークをつくりたい」と心斎橋にあるビル1棟を購入しリアル店舗を出した。

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1971年生まれ。出身は山口県下関市だが、わが郷里と同じ島根県益田市育ち。
4人兄弟姉妹の次男坊で兄は、ゴルフ用品のネット販売で業界首位の実績をもつ
潟潟Aルマックスの青松勇介さん。ご両親を含めて一家揃っての起業家だ。

「勉強もスポーツも苦手。まるで『のび太』だった」という。
農業高校卒業後、大阪の銀行(信用金庫)に就職した。平成元年、バブル全盛期。
貸付係を経て19歳で外回りを担当。「将来、自分も社長に」と夢見た。
「成功する社長は仕事好きで従業員を大切にする。
消える会社の社長は40歳前後で引退してハワイに住みたがる。決算書が読めない。
キャッシュフローでお金があれば潰れないが、自己資本を貯めないであるものを
全部使ってしまう傾向がある」など、シビアに分析した。

しかし、銀行では業績ビリのダメ社員。営業職は向いておらず、わずか3年半で退職。
次に勤めた人材派遣会社の営業職もすぐにギブアップ。
ただ、バブル全盛時代に金融機関にいたことはものすごく勉強になった。
「思えば21歳までは成功体験なしの人生。そんな中、妻と職場結婚できたことが唯一の成功体験でした。
この人を不幸にしてはいけない。初めてスイッチが入りました」という。

青松さんの潜在能力に火が付いたのは、3回目に勤めた創業間もない通販のベンチャー企業。
アイデアマンの社長が次々に打ち出す無理難題の要求に挑戦した。
誰よりも早く出社して誰よりも遅くまで働いた。
50人の部下の中で最年少。「有能な社員が大勢いましたが、超ハードな職場で
私だけが楽しみながら仕事をしていたと思う」。

1、2年目は失敗続きだったが3年目に成長した。
「失敗が経験になる。3年続けると自信になる。これが一番根っこの経験」。
「やったことないことしか、やらない」。それが青松さんの信条なった。

1999年、国庫金を借り布施駅前で奥さんと漫画喫茶を開業した。
当初、月商は60万円ほど。経費を差し引くと20万円しか残らない。
そこで考え付いたのが不要本のネット販売。
1冊100円の中古本が、セットしてシリーズ本として売れば300〜500円になる。
足りない本をブックオフで買い集め、ネットで売ると売上も荒利も店舗を上回った。
もっと効率よくできるビジネスはないかとスタートしたのが
「やったことない」新品時計のネット販売。
7000円で仕入れた腕時計セイコー・ファイブ4本をヤフー・オークションで販売。
その売上でパソコンソフトを買って本格的にネット販売を開始。潟uルークを設立した。

それから16年。「PLではなくBSを核にした数字経営と、数字の見える化」に取り組み、
新品時計のネット販売では日本一の実績を誇る。
2008年に掲げた
「2025年に自己資本30億円。Eコマースを中心としてブラント販売し、
世界一の会社をつくっていく」というビジョンに向かって着実に邁進中だ。

一方「失敗は誰にも負けないくらい多い」という。「失敗の塊になってここに立っている」とも。
一昨年には立ち上げた事業の大半が全滅した。
幹部の大半が辞めてしまったこともある。
「後ろをみたら誰もついて来ていなかった。理念が浸透していなかったのです」。
その理念のキーワードは、「感動」と「成長」。
お客様に利益と感動を届けするためには、社員の自己成長が欠かせない。
「経営者は社員に自己成長のチャンスと環境を用意すること。いい社長になってはいけない、
社員が困難を乗り越えるようになってもらうほうがいい」。
その理念に共感する社員しか採用しない。

まさに「やってみた」人、「カタチを変え」「新しいメシのタネを創ってきた」起業家だ。
私とも共通点が多いが、その最たるものは学校の勉強をしていないということ。
それでも、青松さんはスケールの大きなすばらしい起業家になった。
なぜか。それは「やったことのないこと」を「やってみた」からだ。

「ビジネスは川の流れに乗る」
「ハートがバクバクするほど没頭している時に成功する。半新半疑では成功しない」
「自分をワクワクさせる、自分に電流を与えるような刺激が好き」
語録ができそうなくらい、その言葉にはエネルギーに満ち溢れている。
質問タイムでは、青松さんの成功の秘訣やパワーの源を探ろうと質問が相次いだ。
会場全体にプラス思考の空気が満ち溢れた。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ 「やったことないことしか、やったことかない」という言葉が印象に残った。「やったことない人のほうが成長する」「やったことある人は先入観に縛られてしまう」。新鮮な考え方だったが納得できた。
・ 消える社長の共通点として「決算書が読めない」「40歳前半で仕事を辞めてハワイで暮らしたいと考えている」。質問時の「妻は自分の鏡」も勉強になりました。
・ 「もし自分が時計やの息子だったら先入観の塊でうまくいかなかったと思う」「人の成長にはBSが必要」。とても勉強になった。
・ 「ビジネスは川の流れに乗る」「没頭している時に成功する」「自分をワクワクさせる、自分に電流を与えるような刺激が好き」。素敵な言葉に出会えました。
・ どかんなに大変でも辛くて苦しくてもやり切った先には必ず成果が残る。ビジョンが明確でないとできないと気付きました。
・ やる気とエネルギーのある方は数字にコミットしていると感じた。売上ばかり見ていましたが利益を見るようにします。
・ あっという間の時間。青松さんの話の内容は手の届かないことばかり。でも、自分でもできるように感じた。
・ 自分の回りにプラスの刺激を与えてくれる仲間に身を奥ことが大切だと学んだ。
・ 考えているようで実は先入観の塊ではなかったか? 自らに問いかけました。とても面白かった。
・ やったことないことをすることで成功できる。理念を共感する人のみ採用する。川の流れに乗る。青松さんの堂々と語る姿、自信に満ちてかっこよかった。
・ 常にアンテナを張り刺激を受けているつもりでしたが、もっと繊細にやること、数字につなげていかなければと思いました。
・ 現状に満足しない。自分に刺激を与え続ける。これがとても大切だと気付いた。
・ 「1年目、2年目は失敗しても3年目は成功する」「いい社長ではなってはいけない、社員が困難を乗り越えるようになってもらうほうがいい」「良き友人をつくる」「家族を幸せにしないといけない」「数字を出す」「川の流れに乗る」等々、いい言葉をいただきました。
・ 木村会長の「うまくいけばお金が儲かる。失敗しても経験が儲かる。何もしないのが一番損」。頭に刻みました。
・ 固定観念をリセットし、経営者としてもっともっと学び大きな志を持ちたいと思った。
・ 「やったことないことにチャレンジする人が成功する」「できる範囲を考えない」。自分に欠けている2点。気付きを与えていただきました。失敗を恐れずチャレンジします。
・ 「成長の角度が幸せのバロメーター」「自分より大きな会社の経営者と付き合って悔しいという刺激を受ける」という青松さんのモチベーションに感銘を受けた。



 

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