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2016年09月30日

No.1743 木村塾やってみよう会9月度例会A

9月27日、大阪市北区の手品家梅田店で第94回「木村塾やってみよう会」を開催。
今回、我が人生を語ったのは井上武俊さん。大阪を拠点に民泊の代行事業を運営する。

早稲田大学在学中からイベント開催など学生起業家として活動していたという井上さん。
卒業後、大阪での会社勤めを経て会社を立ち上げたことがある。
しかし、資金繰りがうまくいかず廃業。
再び勤め人を経て、昨年10月に現在の民泊事業を興した。
この10月には法人化し、新たにメンズエステの店舗も開業するという。
そんなプロフィールを聞くだけで、アグレッシブな人生がうかがえる。

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1967年、京都生まれ。3人兄弟の末っ子。 教育熱心な家庭で育った。お兄さんは京大卒だ。
自身も中学受験のために好きな野球をやめて小学5年から塾通いをした。
しかし、志望校合格は叶わず、第二志望の私立高槻中学に入学。
男子校で部活では硬式テニス部。 部活動とゲームセンター通いに明け暮れた。

現役で早稲田の商学部に入学。大学では全く勉強せず留年も経験した。
イベントサークルのスタッフとして活動したことを機に広告代理店とつながりができ、
自らイベントの開催や人材派遣業務を行った。
土日のイベント開催や、都内各所でのサンプリングでは月150〜200万円を稼だという。
「お金を稼ぐってちょろいもん。稼いでは使い、稼いでは使い」
「あの時しっかりお金を貯めておけばよかった」と、お金の苦労を重ねた今は後悔の念。

卒業後は京都に戻り就職。「営業には就きたくない」と簿記2級を取り経理業務に従事した。
さらに税理士試験を受験し2科目のみ合格。
そんな折、笑顔の素敵な女性と出会って交際開始。
「彼女にかまけて税理士試験の勉強はおろそかに(笑)」
その女性こそ現在の奥さん。交際から1年後にめでたく結婚。
1996年に長男、翌年に次男が生まれた。
家が手狭になり長男が幼稚園に入るタイミングでマンションの購入を計画した。
「生活を切り詰めて切り詰めて」頭金600万円を4年で貯め、
2000年に東大阪市のマンションを購入した。

勤めて10年ぐらいすると井上さんの起業家魂が頭をもたげてきた。
東京の会社から広告の仕事をもらうことになったのがきっかけで起業を計画。
知人から資金提供を受け、2年後の2005年、資本金1000万円で広告代理業務を主とする
株式会社アジレックを創業。
ところが淀屋橋に事務所を借りたが、3ヶ月で1000万円が溶けることに。
同時に始めていたヤフオクでの日用品販売が軌道に乗り、何とか生活はできた。
売上平均600万円、粗利は40万円程度。
しかし、仕入れ先の倒産で商品が入らず2年後にあえなく廃業。

2007年、大阪の樹脂製品加工メーカーに財務マネージャーとして再就職した。
「定期的に入ってくる給料がどんなにありがたいことか」と振り返る。
2011年にはタイの現地法人に単身赴任。英語と片言のタイ語で生活する中、
生活費を切り詰めるためにバスや乗り合い自動車を利用した。
一方、タイは銀行の金利も高く、不動産も年々上昇している。
ビジネス新天地としての魅力を感じた。
赴任中は現地で起業している人たちと知り合い、大きな刺激を受けたという。

帰国後、会社の都合で退職。知人が行っている不用品回収の仕事を手伝った。
回収業務では手数料と回収した商品をネットで販売することで意外と売上があった。
そんな中、回収したベッドや家電を頻繁に購入する若者がいる。
不思議に思って聞いてみると、 「ゲストハウスをやっている」という。
調べてみたら「Airbnb」というサイトで意外と稼いでいる人が多いことが分かった。
そこで、井上さんも恵美須町で物件を借りて民泊事業を始めると初月から利益が出た。

昨年10月の事業開始から1年。現在は大阪市内で10軒の民泊の代行事業を展開するほか、
京都でもゲストハウスを準備中だ。
10月には資本金100万円で会社を設立、新規事業としてメンズエステの店舗も開業する。
「5期後、自己資本2000万円を達成します」。
発表を機に、井上さんは未来ビジョンをBS(バランスシート)の数字目標を掲げ
力強く宣言した。

学歴や知識があり行動力もある井上さん。
すばらしい素質があるのに、それが経営に活かせていないのは勿体ない。
最初の起業の時に欠けていたものがあるとすれば、数字を入れたビジョンだ。
売上や月収ではない、BSの「自己資本額」を目標値とするBSビジョン。
しかし、今回の発表でBSビジョンを決めて皆の前で公言された。
このことは大きな成果だ。

決算書のBSは経営者の通知簿。
100万円の資本金を2000万円にすれば金融機関の信用がつき、
経営のステージが急上昇するはずだ。

私も50歳からBSビジョンを持って人生が劇的に進展した。
いま井上さんは49歳。まさに人生の折り返し地点にある。
これからは豊富な知識を「知恵」に変えて、このBSビジョンに向かって欲しい。
期待している。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ 井上さんはもっと潜在能力があると思います。もっとエネルギーを出してさらなる活躍を願っています。
・ 淡々と話されやや物足りないと感じました。いろんなお話しが出ていてかなり大きな事業になるようですので、5年後が楽しみです。
・ いろいろやってこられたようですが、なかなか思うようにはならないのが人生。一緒にビジョンを考えませんか。
・ ビジネスの内容についてもっと聞いてみたいと思いました。今後が楽しみです。
・ 会長の「BS経営は正しい社長を生み、優秀な社員を育てる」という話が印象的でした。
・ 井上さん、強みを活かせ!!  最強の「強み」をダイレクトに活かして事業を発展させてください。
・ 熱意と情熱がお伝えできなかったのは残念でしたが、表明することは本当に大切であると感じました。(ご本人より)



 

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