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2016年10月08日

No.1746 大阪木村塾BS経営セミナー10月度開催

10月4日 大阪市北区にある手品家梅田店で第53回大阪木村塾BS経営セミナーを開催。
ゲストスピーカーとして有限会社サードパーティー代表取締役の濱田恵司さんに
お話しいただいた。
「トラックを持たない物流会社」を掲げ、物流コンサルティング事業を展開する。
2013年10月の「やってみよう会」に続いて3年ぶりの登場だ。
今回、BS経営を取り入れて以降の歩みを、決算書をオープンにして発表された。

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濱田さんは1969生まれ。
高校卒業後、大手酒造メーカーを経て大手運送会社のS社に勤務した。
巷では「地獄」と呼ばれ、軍歌が流れるようなハードな職場。
破天荒な個性派が活躍する中で月収900万円を稼ぎ出したこともある。
その後、阪神大震災に遭遇。家が倒壊し友人宅などを転々としながら救援物資を運んだ。
「商売人の意気込みを肌で感じた」体験でもあった。
S社には10年勤務。起業を決意した濱田さんは資本金3万円でいまの会社を起業した。

起業後の3年間は波乱含みだった。
畑違いの果物の販売に手を出して失敗したり、大口取引先の売掛金が回収不能になったり。
そんな中で縁あって木村塾に来られるようになった。
「それまでは社員の給料が払えたらいいというぐらいで理念もなく、何の展望もなかった。
PL経営で、税金を払いたくないのでどうやってお金を使うかばかり考えていた」。

第9期の決算書は自己資本180万円、増資した資本金550万円を加えても730万円。
前回発表ではBSビジョンとして「10年後に自己資本1億円を目指す」と宣言した。

それから3年。予想外の出来事で損失も出した年もあるが
全体としては目標のBSビジョンに向かって順調に推移し、
今期13期は自己資本2,000万円を超える勢いだ。
濱田さんは言う。
「理念とBSビジョンを持ってからは世界が変わった。計画を立てて社員に伝えるようになった。
数字を達成することで、従業員や家族を幸せにするという約束(理念)が果たせる。
私の強みは末来思考だと思うが、BS経営で本来の強みが出まくっている」と。

現在、同社の社員数は正社員8名を含め、パートを加えると従業員数46名。
「社員さんに給料だけでなく、ちゃんと退職金を払える会社でありたい」という。
ちなみに「社員一人当たり1000万円の自己資本があれば
不測の出来事で会社に利益が出せなくなっても2年間給料が払える。
退職金なら50万円×勤続年数」。その夢をBSビジョンに乗せる。

「わが社の強みはロボットから老人まで働ける、真のダイバーシティーを実現できている
点だと思う。シルバー、女性、ハンディをお持ちの方、多国籍スタッフ、すべての人が
自分の強みを発揮できる環境で活躍している。2030年自己資本10億円を目指していこう」。
最後に濱田さんは2026年10月4日付の こんな「10年後の自分からの手紙」を読み上げた。

経営は言葉と数字。言葉だけではだめだ。
数字が理念を引っ張ってくる。

BS経営は人をつくる経営でもある。
経営者を育てると同時に社員さんも育てる。
私自身、50歳の時にBSの威力に気付いて「BS経営」を展開したが
それから25年、この間に私とは桁違いのすごい社員がたくさん出て当社は急成長した。

そして、もう一つ。
強い会社になろうと思えば税金を払うことだ。
BS経営で自己資本を厚くするには税金川を渡らねばならない。
しかし、納税は経営者を「私利私欲」から「公利公欲」に変える。
経営者が「公」に変わったとき、銀行が、社会全体が味方についてステージが変わる。

起業家は自ら変化を起こす人。
変化は知恵を授ける。
濱田さんは変化を起こす人だ。
必ずこの大きな志を成し遂げるに違いない。

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☆いただいたアンケートより抜粋

・ 「経営には答えがない」と分かった。会社に変化を起こしたいと思っている自分にとって新しい世界を見たいと思う経営勉強会だった。モチベーションが上がった。
・ BSビジョンをつくるに当たっての目安として「1人当たり自己資本1,000万円×社員数」「退職金=50万円×勤続年数」。勉強になりました。
・ ステージをひとつ上げようと決心したところで「BS経営」を知りとてもよかった。会社にお金を残せる社長になります。
・ 会社の経営計画を立てるだけでなく、目標をエクセルに落とし込んで進捗状況をチェックするなど濱田さんの綿密さに感動した。見習いたい。人として尊敬できる経営者の元に優秀な社員さんが育つのだと感じた。
・ PLを追うのではなくBS社員を育てる。BS経営は人を育てる。未来志向の考え方。数字で表す。
・ 社長の考えていることが今までのどのミーティングや経営方針発表会、会議、朝礼よりも一番よく理解できた。社長の過去やビジョンもよく分かった。社員だけでなくパートのスタッフも参加したらよかったのにと思う。
・ 今まで社長が話していたことがBS経営であることが分かりました。先を考えることでやりがいを感じました。いろいろ考えていける会社にしたい。
・ BSビジョン、純資産(自己資本)にこだわることが大事だと分かった。木村会長のBS経営への熱い思いが伝わりました。濱田さんの会社がなぜ加速したか?「経営理念達成のため」
という言葉にも感動した。とても勇気がもらえた。
・ BS経営のほうが業績が上がることが分かった。社内の勉強会もBS経営に連なっていたのだと知った。起業家とは2代目でも3代目でも起業家になれる。変化をチャンスにしてビジネスすること。新たな気付きです。



 

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